能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島カープ、優勝の条件 弱くても勝てる戦略と戦術を考えてみました

2014年06月22日 | カープ大好き!

楽天、日本ハムに勝ち、4連勝。

どん底だったセパ交流戦9連敗から脱出の兆し・・・首位巨人に2.5ゲーム差。

まだまだ先は長いのですが、広島カープ優勝のための条件を考えてみました。

 

1.優勝のためにはクライマックスシリーズという短期決戦でジャイアンツを叩くこと

総合的な戦力では、ジァイアンツの足元にも及ばないカープ。

一番から七番までクリーンアップを打てる打者を並べる事のできる巨人。

短期的には勝てることもあるでしょうが、長いシーズンを考えると、どう考えても相手になりません。

したがって、決戦はCS。今から、短期決戦に備えてのシミュレーションをしておくことが大事だと思います。

昨年のCSの研究と反省、つまりタイガース戦での連勝、ジャイアンツ戦での連敗・・・。

その原因と結果をベースとして現状の戦力でどう戦うかのシナリオを用意しておくことが大切だと思います。

首位を走ることが出来ればベストですが、巨人との戦力差を考えるとなかなか難しい・・・。

そうなると二位につけておき、最悪でもジャイアンツ、タイガースにくらいついていくポジションの保持が最も大切だと考えます。

CSという短期決戦にかける・・・これが第一のポイントです。

 

2.相手チームの投手、打者、戦術のデータ研究を極めること

毎年、セパ交流戦で苦戦を続けるカープ。

この主因は、相手チームの研究不足と準備不足。

スコアラー、コーチ、監督を中心にデータを徹底的に分析、これを日々の練習や選手の個別練習に落とし込んでいく必要があります。

監督、コーチ、選手のアタマの中のだけでなく、グラウンドの中で身体が動くように準備する…当然といえば当然です。

いつも同じ一般的な通し練習ではなく、データに基づいた練習をしていくことです。

まずは、データ。

半世紀近く前、自動車会社マツダのコンピュータを使って産みだされたと言われる「王シフト」。

ほとんど選手を右に寄せて守らせた画期的な守備体制でした。これぐらいのイノベーティブな作戦があっていいと思います。

 

3.故障者を減らすこと

あたりまえですが、故障者を出さないこと。

先発投手のローテーションを守ること、中継ぎ、抑え投手の連投を避ける・・・。

トレーナーからの情報も含めた情報戦略も重要です。

 

4.中継ぎ、セットアッパー、クローザーの再構築

四月、五月に機能した「中田投手・・・一岡投手・・・ミコライオ投手」という勝利の方程式。

故障者も出ているため、小野投手、フィリップス投手なども含めた第二次の勝利の方程式を創っていくことです。

 

5.「弱くても勝てます」戦術の展開

カープファンにはいろいろなファンがいます。

・人生=カープという熱狂的ファン・・・毎試合、ライトスタンドにかけつけます

・カープという球団の歴史やチームカラーが好きなファン

・カープに特定の好きな選手がいる

・カープのイケメン若手選手(数は少ないですが・・・笑)が好きな女性ファン

・カープ女子、赤いユニフォームなどのブームに乗って一時的なファッションに乗るファン

・特定のチームのファンではないが、アンチ巨人でカープを応援する人

・弱いチーム、ビンボーなチームを応援したくなる判官びいきのファン


最近、「孫子」が再び脚光を浴びています。

弱者の戦略、強い相手にアタマで勝つ・・・それを指示した孫子ファンも多数います。

今のカープは、まさに孫子の兵法が必要な球団。

弱くても勝てる戦略、戦術を練りに練る必要があります。

戦術した王シフトのようなシンボリックな戦術、打率の高い順番に打線を並べる、走り回る盗塁、エンドランの組み合わせなどなど、弱者の戦略が必須だと思います。

 

今年、カープにとって、優勝を目指す絶好のシーズン。

チーム全員一丸となってのチャレンジを応援したいと思います。


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