ビジネスモデルという言葉が使われ出して、もうかなりの時間がたっているように思います。
最近では、少し手垢のついてきた感じがします。
さまざまなフレームワークや経営理論が出てきても、最後は独創性というか、クリエイティビティ。
そして、リスクをテイクして突き進む力…実行力。
さらには、失敗した場合(こちらの確率の方が高い)、明るく立ち直る復活力。それらの要素とのセットがなければ、机上の空論になってしますます。
「ビジネスモデル×仕事術 成功する人は仕組みを借りてくる」
細谷功・井上和幸・西本伸行著 日本実業出版社 1400円+税
3人のコンサルタントによって書かれた、ビジネスモデルをもっと活用し、日々の仕事に活かしていこうという一冊。
アナロジーの重要性の指摘から始まり、20の代表的なビジネスモデルと、その具体的なキャリア、仕事への展開を解説していきます。
王道のビジネスモデル
1.トライアルモデル 試せばわかるはず
2.マッチングモデル 結びつける
3.冠婚葬祭モデル
4.特売モデル 際立つ
5.超速を極めるビジネスモデル ベータ版モデル 8割の出来でも・・・
6.オンデマンドモデル
7.多産多死モデル
8.ワイドレンズモデル 協働で価値を高めるビジネスモデル
9.オープンソースモデル
10.アウトソースモデル
11.ミルフィーユモデル 細分化で稼ぐビジネスモデル
12.ロングテールモデル
13.稼働率最大化モデル
14.二次利用モデル 賢く稼ぐビジネスモデル
15.アズアサービスモデル 知らぬ間に・・・
16.中抜きモデル
17.早熟モデル
今後注目のビジネスモデル
18.O2Oモデル
19.オプトアウトモデル
20.複合モデル
そして、同書では「ビジネスプロデューサー」人材を提唱し、本書を締めくくります。新しいプロジェクトを立ち上げ、付加価値を想像するビジネスプロデューサー・・・。
9つの助言が解説されています。
1.T型プロデューサーを目指せ
2.「&」な人材であれ
3.メジャー志向を持つ
4.「ありそうで、ない」を見つける
5.相手の価値にロックインする
6.それは出来ないという声にどう対処するか
7.相手の頭の中に絵を描く
8.演出家になる
9.自分だけが最終責任者である
若いビジネスパースン・・・27歳~35歳の現場でバリバリ働く彼彼女に読んでいただきたい一冊です。