能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

世のため人のため社会のため・・・志と現実を見る目、理想を描く力・・・そして、出来る事、やれる事

2015年03月04日 | 本と雑誌
 
ちょっと過激なソーシャル論 「ソーシャルデザイン50の方法」

 時代のキーワードは「ソーシャル」だと考えている昨今。 立教大学のソーシャルデザイン講座に通ったり、山崎亮さんの本を読んだり、プロボノとしてNPOをサポートしたり・・・。 ...
 

私たちが生きる社会は、本当に多様。

いろいろな人がいて、いろいろな価値観があって、いろいろな生き様があります。

政治や経済、宗教、哲学、倫理学・・・様々な学問により、本当に多様な意見、考え方があります。

中には、売名行為やかなり怪しい社会貢献活動もあります。

東北地方では、地域再生と称して疑問の残るコンサルティングを行っている人たちがいる、と聞いています。

本当に悲しいことです。

自分自身は、起業や経営で壁にぶち当たっている人たちを何とか再起させようと努力を重ねてはいます。

事業再生や経営改善・・・持てる知識、ノウハウ、ネットワークをフル活用しています。

本当に微力ですが・・・。

プロボノと言えば、聞こえはいいですが、現場はドロドロの修羅場・・・。

経営者としての命を懸けた経営・・・夜も眠れない、個人保証で家を取り上げられそう、子どもさんの授業料が滞っている・・・。

それらを本当に引き受けられるのか???

悩みは尽きません。

 

この世の中には、

本当に貧しい人々がいたり、日々の生活に困っている人たち、病気と戦っている人たち、差別に苦しんでいる人たちが、います。

社会的弱者という言葉は、あまり好きではないのですが、社会の中で必死に生きている人たちが、現実に、います。

それは、イデオロギーとか、哲学とか、思想とかでは決して解決できない直面する課題。

スピーディな行動、活動、アクション以外、課題を解決する方法はないと感じている昨今です。

アタマでっかちなソーシャル論を語る前に、目の前にある課題に、自分自身として具体的に何が出来るのか?・・・それを問い続けています。

もう、へ理屈や理論は、ほとんど価値はないと考えています。

傍観者であってはいけない、善意の第3者として外野席から眺めていてはいけない、単なる評論家では何の価値もない・・・と考えています。

トム・ピケティではありませんが、これからもますます格差の拡大は進んでいくと思います。

 

まずは、具体的に、出来る事、やれることを「やる」こと。

行動こそが、すべてです。

それが、原点になると思います。

今さんは、方法論としての50の手段を示しました。

今こそ、僕らに出来る事、やりたいことを同書から引き出して、行動レベルに移しているところです。

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ヒューマン・コマース インターネットビジネスを歴史的・学術的に整理できる一冊

2015年03月04日 | 本と雑誌

ヒューマン・コマース グローバル化するビジネスと消費者

(角川インターネット講座09)

三木谷浩史監修 角川学芸出版 2500円+税

角川インターネット講座全15巻の中の9巻目。

インターネットとビジネスがテーマです。

監修と、序章執筆は楽天株式会社会長の三木谷浩史さん。

ゼロベースから楽天を築き上げた辣腕経営者がインターネットというテクノロジーをとらえていたか、同書を読むとよく分かります。

 

目次

序章 ヒューマン・コマース 三木谷浩史著

楽天経済圏、ものごとの本質、コミュニケーションプラットホーム、アウトオブボックスなどのキーワード・・・三木谷節が炸裂する序章。

ぜひ読んでいだきたいセッションです。

第1章    日本のEC市場と歴史的構造

第2章 人気(ひとけ)のある商売 仲山進也楽天大学学長

第3章 海外企業とつくる楽天のビジョン経営

第4章 インターネットが変えた本の流通

第5章 ECにおけるエコシステムの確立

第6章 マクロ経済から見たeコマース

第7章 消えゆく手、巧妙な両手、そして誰のものでもない手へ/米倉誠一郎著

 

同書で初めて知ったのが、「Google`s Ten Things」。

Googleが掲げる10の事実と解説されていました。

グーグル社員の行動指針とも言えるものです。

 

1.  ユーザーに焦点を絞れば他のものは後からついてくる。

2.  一つの事をとことん極めてえまくやるのが一番。

3.  遅いより早い方がいい。

4.  webでも民主主義は機能する。

5.  情報を検索したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

6.  悪事をはたらかなくともお金は稼げる。

7.  世の中にはまだまだ情報があふれている。

8.  情報のニーズは全て国境を超える。

9.  スーツがなくても真剣に仕事はできる。

10. 素晴らしい(Great)では足りない。

 

「スーツがなくても真剣に仕事はできる」

「素晴らしい(Great)では足りない」・・・グーグルなフレーズで、読んでいて気持ちいいですね。

さすがは、働きたい会社のトップに立つ企業です。

 

いずれにせよ、インターネットビジネスは、グローバル(全球化)に直結するということ。

文字通り、ボーダレス時代・・・。

翻訳ソフト、カード決済システムがさらに進化すれば、いつでも、世界中のどこでも、何でも、買える時代が来るのは間近だと思います。

 

そういえば、わたしの尊敬する先輩・・・80歳の診断士が言われていました。

ボクは3つあれば、生きて行けるんだ。

 スマホ

 nanaco(セブンイレブン)

 ヤマト(宅急便)・・・人生、この3つで十分だよ

スマホから発注し、本でも食べ物でも購入、宅急便で送ってもらう。

ナナコで電子決済。

本が不要になれば、宅急便でブックオフへ・・・。

食べ物や日用品は、近所のセブンで。

なるほど・・・・・・・。

ネットを活用してシンプルに生きる・・・納得です。

Simple is best!by internet


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