自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方 自己啓発の名著から学ぶ
高田晋一著 サンクチュアリ出版 1300円+税
サンクチュアリ出版・・・オモシロイ出版社です。
キャッチフレーズは、「本を読まない人のための出版社」。
出版不況と呼ばれ、とにもかくにも本が売れない時代です。
出版社や取次商社が、淘汰・・・潰れていく時代。
一年間、一冊も本を読まない大学生がいるという報道を見て、結構ショック、というか呆れちゃう時代になりました。
今回取り上げる一冊は、空港での待ち時間をつぶすために買った一冊。
有名な自己啓発書を50冊取り上げ、マンガを交えて解説していこうという本です。
カーネギー、ナポレオン・ヒル、ドラッカー、チクセントミハイの名言から「誰でもできる50の習慣」に変えていこうというもの。
著者の肩書は、成功データアナリスト。
広告代理店で市場調査やデータ解析をされている方。
小職と、どこか同じ匂いを感じさせます。
目次
Chapter1 もっと楽しく生きられる6つの習慣
Chapter2 悩みや迷いがなくなる7つの習慣
Chapter3 夢や願望をかなえる6つの習慣
Chapter4 限りある時間を有効に使う6つの習慣
Chapter5 人間関係がうまくいく8つの習慣
Chapter6 お金持ちになる8つの習慣
Chapter7 幸せになる9つの習慣
50の4コマ漫画が出てくるのですが、これはイチイチ。
あまり面白くありません(笑)。
ただ、著者が先人の名著を紹介する際のブレークダウンしたキャッチ。
これが、なかなか秀逸です。
少し紹介させていただきます。
週に一度、新しいお店でランチしよう。ダニエル・ギルバート「明日を幸せにする科学」
1日の終わりに「自分へのご褒美」を用意しよう。バリー・シュワルツ「なぜ選ぶたびに後悔するのか」
落ち込んだら 自分に「突っ込み」を入れよう マーティン・セリグマン
「もう一人のあなた」の名前を決めよう。シェリル・リチャードソン「最強のセルフプロデュース術」
高級ブランドのスーツを試着してみよう マクスウェル・マルツ「自分を動かす」
月に一度、「贅沢をする日」を作ろう。ウエイン・ダイヤー「自分の中に奇跡をおこす」
本当にほしいものかどうか、1週間かけて吟味しよう。トマス・スタンリー「となりの億万長者」
身近にいる「プチ成功者」と食事しよう。ハーブ・エッカー「ミリオネア・マインド」
「今日起こったこと3つのよいこと」を紙に書き出そう。ショーン・エイカー「幸福優位7つの法則」
やはり、アメリカの著者が多いようです。
米国人は、自己啓発本というジャンルが好きなんですよね・・・。
アメリカンドリームを夢見る人が多いからでしょうか?
人生を変える・・・なかなか難しいことですが、
一つのアクションにより、大きな転機となるということは、よくあることだと思います。
ハーバード大学でポジィティブ心理学を教えるショーン・エイカー教授のコトバ。
成功したから幸せになるんじゃない、幸せな人が成功するのだ。