ボルボの新車、V40に出会いました。
そこで、いただいた小冊子「HALLA VOLVO(ハロワ・ボルボ)」。
VOLVOの経営思想、マーケティングが十数ページに見事にまとめられています。
手のひらに乗るようなこの冊子。
美しい写真と確かなコピーが、同社の姿勢を浮かび上がらせています。
一部を紹介させていただきます。
ボルボは1927年に北欧スウェーデンで生まれた自動車メーカーです。
車は人によって運転され、使用される。したがって、ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない。
ボルボ流に考えると、チャイルド・シートは「後ろ向き」になります。
排出ガスの有害物質を約90%除去する浄化装置を、世界で初めて市販車に採用しました。
パワポのスライドの基本である1ページ1フレーズがしっかりと守られています。
安全は独占されるべきではない。だから、特許を無償で公開しました。
今、ほとんど全てのクルマで使われている3点式シートベルトはボルボが1959年開発し特許無償公開したものとのことです。
こういう思想、哲学を持つ会社のDNAというのはかたりつがれているんでしょうね。
命の重さに違いはないから、安全はみんなに平等であるべきです。
2020年までに、新しいボルボ車での死者・重傷者をゼロにします。
ボルボ社の掲げる「VISION2020」。
今流行の「ESG(環境・ソーシャル・ガバナンス)」をジャストミートした内容になっています。
「ボルボ=安全」というコンセプトを維持拡大させていくために、ボルボ社は地道な努力を積み重ねているようです。
ストーリーのあるクルマを造り続けるボルボ社。
水素自動車、電気自動車などのイノベーションが起こりつつある世界の自動車マーケットで、
まだまだサバイバルできると思います。