日本の企業(サムライ企業)がヨーロッパに進出する・・・。
なぜ、レッドオーシャン(血の海)に行くのか?
ちょっと心配になります。
日経ビジネス2023.10.3号の特集は「欧州で勝つサムライ企業 成熟市場の攻略法」。
英国やイタリアなどヨーロッパで獅子奮迅の日本企業を取材しています。
Contents
Part1 脱「日本のうどん」現地の才能も結集 丸亀製麺inロンドン
Part2 どん底からの復活 地道にブランド浸透 アシックス
Part3 激戦地のノウハウを取り込み融合せよ アサヒビール 日立
Part4 キラリ光る個性と技 世界のプロを魅了 竹内製作所
Part5 サッカー日本代表とダイキンの共通点 厳しい環境で磨かれろ
EUと英国の総人口は5億人超、GDPは3000兆円ある巨大市場。
米国に次ぎ、中国を上回る市場規模があるそうです。
ただし、高い人件費、厳しい各種規制など進出する企業には高い壁が待ち受けています。
そんな中、丸亀製麺やアシックス、アサヒビール、日立製作所などがヨーロッパ市場でいかに戦っているか?を丁寧に取材しています。
ロンドンのビジネス街でビジネスパースンが、うどんをすする・・・。
すごい光景です。
ランチのうどんは900円~1600円の価格帯・・・日本の2倍です。
それでも現地の味覚にカスタマイズして昼食時には空席がないほどの人気だそうです。
丸亀製麺(トリドールHD)は海外に4000店舗出店することを計画しているそうです。
この他、ユニクロ、ダイキン工業、ソニー、三菱地所、シマノ、ヤマハなども欧州での活動が成長エンジンになっていることを紹介しています。
厳しい市場でも揉まれることによって企業体質も強化されるということなのでしょう。
広島県熊野町にある化粧筆の白鳳堂も欧州の化粧品メーカーにOEMで提供しているとの記事もありました。
最後のPartでは、欧州のサッカーリーグの中で揉まれた日本人選手が日本代表を強くしたことと同じという紹介がされていました。
英国やスペイン、ドイツやイタリアのサッカーリーグで活躍している日本人選手たちを中心に構成されるニッポン代表・・・本当に強くなりました。
現在の中国市場は???、インド市場やアフリカ市場も魅力的ですが、成熟した欧州市場で磨き上げられた製品、サービスは世界中で受け入れられると思います。
がんばれ!日本企業