モノからコトへ、ストーリーテリング、モノの豊かさと心の豊かさ、経験価値、討論からダイヤローグへ・・・。
時代は、人を中心にする社会に移行していく・・・。
時代は、人を中心にする社会に移行していく・・・。
感動のメカニズム 心を動かすWork&Lifeのつくり方 感動を生み出す者こそが時代をひらく!
前野隆司著 講談社現代新書 840円+税
前野隆司著 講談社現代新書 840円+税
著者は、博士(工学)の理科系の学者。
感動を科学する研究者です。
AIやIoT、RPAは人のココロを持たないため、「感動」は人間独自のアドバンテージ。
同書は、人が人たる満喫、感動、共感、フロー、幸せといった感性の中で、「感動」を取りあげ、その研究成果をまとめています。
目次
第1章 感動の時代がやってきた
第2章 これまでの感動研究
第3章 感動のSTAR分析とは何か
第4章 感動のSTAR分析を用いた研究事例
第5章 感動の実践事例集
第6章 感動の見つけ方・高め方
第4章までは、「感動のSTAR分析」を中心に、ちょっと固いお話が続きます。
が、第5章からは1点、感動の実践事例集ということで、ワクワクドキドキの実話紹介が続きます。
美しい経営の都田建設(浜松市)、体験のソウエクスペリエンス社、ミュージカル「コモンピート」、自然の中で五感を感じる「森へ」社など、実際に行われている感動事例が紹介されています。
著者自身も体験した検証済みの好事例です。
奥さんへの誕生日メッセージカードも紹介されており、感動をさそいます。
同書の最終章で紹介されている「みんなの感動発掘・共有ワークショップ」は感動のSTAR分析を活用したワークショップ・・・実際に使えそうです。
著者は言います。
感動のある人生は幸せである。
本当にそのとおりだと思います。
日々の忙しさにかまけて、感動がヨコを通り過ぎている昨今・・・ちょっと反省です。