コロナ禍が始まって、早くも1年7か月・・・。
デルタ株、変異株の出現で、感染者は増加の一途をたどっています。
収束、収束は、一体いつになるのでしょうか?
コロナのため、旅行業界、航空業界、ホテル旅館業界などが打撃を受けていますが、その中で最も大打撃を受けたのが、飲食業界。
特に酒を提供する店は、壊滅的な状況に追い込まれています。
広島市の中心部でも、閉店や休業する飲食店が増えています。
中心市街地やアーケード街の店も次々と消えています。
友人の店も2店、行きつけの店も3店が看板を下ろしました。
実に悲しいことです・・・。
何とかして復活してほしいものです。
飲食の世界では、FL比率とかFLR比率と言われる経営指標があります。
食材費、従業員の賃金、店の賃貸料の売上に占める比率を60%とか70%に抑えないと経営が成り立たないという指標です。
今出来ることと言えば、変動費である食材費について質を落とすのではなく出来るだけ量を少なくすること(仕入れの予測精度向上)、店の賃料を下げてもらう交渉を大家とすること、従業員の労働時間の短縮や休業くらいしか手が打てない状況です。
そして、雇調金や協力金など行政の支援をフル活用すること。
ただ、行政の協力金や助成金も、その給付まで3か月かかるそうです。
本気で社会的弱者を助けようとする姿勢が見られません。
手続きが複雑なため、社労士などの専門家の力を借りることも大切です。
そして、アフターコロナという出口は見えない「withコロナ」の時代・・・。
経営戦略、戦術の立て直しをしていかなければいけません。
デリバリー、テイクアウト、1組限定、高級弁当、ドライブスルーなどへの変換も必要です。
「食」は文化、「酒」も文化・・・地場の特色です。
コロナごときで消してはいけないと思います。