6月27日~9月23日・・・海のエジプト展(パシフィコ横浜)
8月1日~10月4日・・・トリノ・エジプト展(東京都美術館)
このトリノ・エジプト博物館の女性館長の記事に興味を持った。(朝日新聞)
古代エジプト美術の名品が眠るトリノ・エジプト博物館も、2005年彼女の着任当時は、汚れたトイレに麻薬常習者がたむろする、近づきがたい場所だったそうだ。
以下 記事より
・・・・・「どうすれば多くの人に足を運んでもらえるか」。 市場調査を重ねた。観光客を乗せるタクシーの運転手や、子供、高齢者を無料で招き、コーヒーやアイスクリームを振舞った。館内に休憩用のいすを設け、土産物を充実させた。
入館者数は倍増した。イタリア版の旭山動物園物語とでも言おうか。
米シカゴ出身。
両親の祖国ギリシャの美術を学ぶうち、エジプト美術に目覚めた。英国の大学に勤めていた際、美術館の展示室の改修費を調達することになった。
資産家を口説き、2年粘って寄付してもらった。
その手腕が着目され、ドイツの博物館を経て現在の博物館に招かれた。
開催中の東京都美術館など全国5ヶ所を巡る「トリノ・エジプト展」のため、1824年の設立から初となる海外展を決断した。
どこへ行っても「なぜ外国人女性に?」と抵抗された。
職員とけんかしながら、味方を一人ずつ増やした。
「逆風に立ち向かうのは、私のモチーフとも言えるわね」
案の定、「やり手館長」には他の博物館や美術館から魅力的な誘いも来る。だが、辞退している。
「まだトリノでやりたいことがある。それに、私の仕事で各国に連れ回した2人の娘のことも考えたいの」。
一瞬、母親の顔をのぞかせた。・・・・・
驚きの美術館だったのね
やり手館長 52歳、エレーニ・バシリカさん
8月1日~10月4日・・・トリノ・エジプト展(東京都美術館)
このトリノ・エジプト博物館の女性館長の記事に興味を持った。(朝日新聞)
古代エジプト美術の名品が眠るトリノ・エジプト博物館も、2005年彼女の着任当時は、汚れたトイレに麻薬常習者がたむろする、近づきがたい場所だったそうだ。
以下 記事より
・・・・・「どうすれば多くの人に足を運んでもらえるか」。 市場調査を重ねた。観光客を乗せるタクシーの運転手や、子供、高齢者を無料で招き、コーヒーやアイスクリームを振舞った。館内に休憩用のいすを設け、土産物を充実させた。
入館者数は倍増した。イタリア版の旭山動物園物語とでも言おうか。
米シカゴ出身。
両親の祖国ギリシャの美術を学ぶうち、エジプト美術に目覚めた。英国の大学に勤めていた際、美術館の展示室の改修費を調達することになった。
資産家を口説き、2年粘って寄付してもらった。
その手腕が着目され、ドイツの博物館を経て現在の博物館に招かれた。
開催中の東京都美術館など全国5ヶ所を巡る「トリノ・エジプト展」のため、1824年の設立から初となる海外展を決断した。
どこへ行っても「なぜ外国人女性に?」と抵抗された。
職員とけんかしながら、味方を一人ずつ増やした。
「逆風に立ち向かうのは、私のモチーフとも言えるわね」
案の定、「やり手館長」には他の博物館や美術館から魅力的な誘いも来る。だが、辞退している。
「まだトリノでやりたいことがある。それに、私の仕事で各国に連れ回した2人の娘のことも考えたいの」。
一瞬、母親の顔をのぞかせた。・・・・・
驚きの美術館だったのね
やり手館長 52歳、エレーニ・バシリカさん