頓馬ないきさつがあり
生徒さん達にレッスンを早めに開始、早めに終了することに協力してもらって出かけた。
それなのに途中で本日・火曜日は定休日であることが判明
そう!国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展・美の宮殿の子どもたち」に向かっていたので~す。
ほぼ同期間開催の二つのルーブル展!ややこしい
当然、急遽目的地は上野の西洋美術館へ変更
展示品数は少なめだったと思う。
誰もが知っている絵としては、フェルメールの「レースを編む女」と、レンブラントの自画像。
一番気になったのはこの写真の絵、 ”ジョウビタキの巣”
画像が悪く見えていないが、左端にはとりかぶととガマが渋い感じで描かれてあり、中央ジョウビタキの巣の上には深い青色のアイリス、右下にはこれまた渋いケシの花
他に鮮やかな朱色のケシ、ヤグルマ草、忘れな草?マーガレット?フリチラリア?金水引?きんぽうげ?カレンジュラ?などなど。
魚や蛙、ヘビ、ぶら下がった鳥の死骸なんかは気持ち悪いが、ジョウビタキの巣で親鳥の運んでくれる餌を口を開けて待っている雛たちはとても愛らしく、木にぶら下がった血のついたうさぎの死骸さえ何故だか血は間違いで、遊んでいるようにしか思えない いえ思いたいのかな
やけに気になった不思議な絵だった。
アブラハム・ミニョンという画家の作品だった。
宮廷社会における美術作品の流通は、非常に意義深く、美術作品を寄贈して王の庇護を得るという考えは、立身出世のために行使し得る戦略のひとつとみなされていたらしい。
この作品もある公爵がフランス国王・ルイ14世に寄贈したものと推測されている。