松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

津雲家の有職雛(青梅市)

2009-02-28 20:53:30 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
有職・・・宮中にまつわる伝統的な儀式や行事に伴う知識。

有職雛・・・装束に明るい公家の監修のもと、公家や武家のために製作された特別注文の雛人形。


津雲家のひな人形は、江戸時代後期から末期に作られたもので、幾つものお雛様が展示されていたが、写真(27日撮る)のお雛様の説明を少し聞いた。

お内裏様とお雛様の位置には違いがあることは知っているけれど、両隣にいらっしゃるお稚児さんのようなお人形さん!衣装の赤色が真っ赤であったら子供だそうだが、このお人形さんの袴の色は真っ赤ではなく、もう少し上の年齢で嫁入り前の女性だとのお話。
一番疑問に思った「どうしてお内裏様とお雛様の両隣に置かれているのか?」は、さだかでないとのこと。
それから、三人官女はもともとなく、もっぱら五人囃子と細やかな細工の雛道具を自慢にしていたらしい。
その五人囃子も、お能の雅楽と歌舞伎の音楽があり、人数も必ずしも五人ではなかったようだ。

雛道具にある家紋”おもだか”からすると、九州の中津藩のものらしく売られ売られてこの青梅の津雲家に買い取られたのではないかというお話。このお雛様たちの歴史に思いを馳せるに複雑な気持ちになった。


この日は朝から雪らしい雪が降り続き心配したが、みぞれになりやがて雨に変わり、帰る頃にはその雨もあがっていた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お雛様アレンジ・4

2009-02-27 09:13:11 | フラワーデザイン
かって使用した花器を使って。
ミモザは花店になく、woodstockさんの庭から頂戴したもの。

おもしろい?ことにこれはパープルミモザであって(葉先がパープル色)普通のミモザはまだ硬い蕾!

我が家のミモザはというと、普通のミモザもパープルミモザも、どういうわけか 息絶えてしまったというか、息絶えさせてしまった
でもフランスミモザと、(ミモザ同じような花を咲かせる)三角葉ユーカリは何とか健在で~す
        
     Kさん作
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大塚国際美術館

2009-02-26 23:19:03 | 旅行
あのオロナミンCドリンクとボンカレーでお馴染みの大塚製薬が、創立75周年記念事業として設立したのが、この「大塚国際美術館」。
 
大塚薬品の工場は紀伊水道に面していて、白浜海岸がずっと海峡まで続いており、その白砂でタイルを作り建築用として販売するつもりだったとか。1971年のこと。

1メートル角の陶板を歪みなしに作るということは非常に困難で、当時アメリカでは20枚中19枚が不良品になり、1枚だけが合格するという状態であったのに対し、当社は100パーセント合格の商品を完成させるに至った。

ところが、昭和48年(1973)石油ショックという異常事態の為、「陶板に絵を描いて美術品の方に移行しよう。」ということになり、1M×3Mという大きな陶板が無傷で焼けるようになった。

ここの陶板は1300度で特殊技術をもって焼くため、2000年経っても変わらないであろうとのこと。

見事だった。しかも展示作品が1000点を超えるというのには驚嘆した。
ゆっくり見るには一日あっても足らないかも。そいいう意味では、あのルーブル美術館は一週間あっても足らないかも。

本物があっての陶板絵画だが、素晴らしい

どっちでもいい話だが、私は本物を先に観て後こちらを観るほうが素直に受け入れられるという感覚がした。
幸いなことに、ルーブル、オルセー、ウフィッツ、ヴァチカン、聖フランチェスコ教会、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会(最後の晩餐)、プラド、ソフィア(スペイン)、ゴッホ美術館などで目にしたことがあった作品もあり、感慨深いものを感じた。っていうのは単なる思い過ごし? (22日 日曜日の話)







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳴門のうず潮

2009-02-26 22:20:24 | 旅行
世界三大潮流~鳴門海峡、
       メッシーナ海峡(イタリア半島とシシリー島間)
       セイモア海峡(北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸との間)

鳴門海峡は、孫崎(鳴門側)と門崎(淡路島側)に挟まれた、幅 1340Mの狭い海峡。
海峡独特の海底の地形が潮の干満に伴う海水の流れと合わさり、鳴門の渦潮を発生させている。

大鳴門橋はこの海峡を跨ぐように、鳴門市と淡路市とで結んでいる。
つまり 瀬戸内海と紀伊水道(太平洋)の境目ということでも干満の差で渦潮が発生するのだとか。

大潮のときが最大の渦潮となり、直径20Mにもおよぶそうだ。
この日は可愛らしい渦潮だったけど、見ることができただけラッキーだったかも

うん十年前にはなかった「渦の道」という遊歩道ができ、観潮船に乗らなくても渦潮を見ることができるようになっていた。

写真は「渦の道」から観潮船を入れて撮ったもの。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大原美術館

2009-02-25 08:00:00 | 旅行
21日(土) 旅のハイライトその一 大原美術館。

うん十年前、何度か訪れた時とは増築されていて絵画の展示場所もすっかり変わっていた。係りの方と少しお話でき、そんなことを懐かしく聞いてみた。
じみだったけど、私の青春のひとこまだったのかな
 
実業家・大原孫三郎が、洋画家・児島虎次郎に洋画コレクションさせてできた美術館。
中心的作品である、エル・グレコの「受胎告知」、ミレー、クールベ、コロー、ルノアール、セザンヌ、モネ、ゴーギャン、ロートレック、ピカソ等・・・


へへへへー 実は今回ピンチヒッター(これも死語?)の下さんと二人参加旅行でした。

やはりやってくれましたよ!下さんのドジ
美術館鑑賞後のことでよかったあ

カードがよりによって持参の3枚とも「取り扱いできません」なんて音声案内
結果、何とか使用できたけれど、郵便局に入った時はまだ明るかった外も目的を達して出た時にはもう真っ暗!?

20日はディナーで贅沢したので、この日の夕食は讃岐うどんで済ませたのも笑えるけど、私達はえらいと満足

美術館隣のカフェ「エルグレコ」では、ユニークな着物姿のおばさま達に出会い、名刺交換!昨日、早速葉書が届いたのには驚き  こうして人の輪をひろげて商売の繁盛を充実させていってるんだあ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

備中国分寺・五重塔

2009-02-24 21:11:49 | 旅行
吉備路(岡山西部から総社市にかけての地域)を通り、倉敷へ。

その車窓から「備中国分寺・五重塔」を撮った。

この地域は、2~3世紀に大和朝廷に匹敵する勢力を誇った古代吉備王国の中心だった。そしてその力があまりにも強大であったため、それを恐れた当時の為政者により 「備前」「備中」「備後」「美作」の四つに分断されたといわれている。

仁徳・応神・履中天皇陵に次いで、全国第4位の規模を持つ前方後円墳・造山古墳、こうもり塚古墳、それにこの備中国分寺があるのだそうな。

そしてこの周囲には 桃太郎伝説に秘められた吉備津神社、鬼ノ城、矢喰いの宮、鯉喰い神社、血吸川など数多くの神社、地名、史跡が点在するという。


写真手前の部分、春にはれんげの花で敷き詰められるらしい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉備津神社

2009-02-24 20:36:16 | 旅行
20日(土曜日)早朝出発の新幹線にて一路岡山へ。

貸切バスにて日本三大庭園の一つ・岡山後楽園に入園。

昼食後、吉備津神社へ。
詳細はともかく (桃太郎伝説、ここにあり)


 本殿・拝殿は国宝。
入母屋を二つつなげた特異な檜皮革の屋根構造。一目で出雲大社に似ていると思わせるが、その出雲大社の本殿の二倍以上の大きさだという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホテルメトロポリタン丸の内

2009-02-24 07:35:34 | 旅行
”丸の内”のネーミングがあっても実は東京駅八重洲側の日本橋口に近い。

駅構内から外へ出ることなく、3分ほどでホテルのあるビルに(27階~34階がホテル)着いた。
3029号室からの景色。
左上にはお台場のフジテレビ、レインボーブリッジが見えた。
東京駅をまたいで建っているんだ!!このホテル
アレッ かって同じような体験を??
そうだ 去年のボストンでのホテルのお部屋の真下はちょうどこんな感じの高速道路だった。

本当は歴史ある東京ステーションホテルに泊まりたかったけれど、現在リニューアルの最中ということで残念。

21,22日の一泊二日で大原美術館(倉敷)、大塚美術館(鳴門市)へ行ってきた。(ツアー)
利用新幹線の発車時間の関係で致し方なく、前日・20日はホテルに宿泊することになったのだった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お雛様アレンジ・3

2009-02-19 22:59:44 | フラワーデザイン
菊地さん作。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

働く女性のための防犯対策セミナー

2009-02-19 22:15:53 | その他
Nさんに誘われて原宿・東郷神社の隣に(いつの間にできたの?)あるあのセコムさんに行ってきた。

そういえば、竹下通りも一年ぶりかな?

セコムって趣味でない木村拓哉ってお方がコマーシャルしてるのよね

セミナーで感じたこと セキュリティーなんてお金持ち以外には無縁のものだという考えは間違いであるということ

軽薄でくだらない人間のために人生を不幸にされたくないもんね。

写真は女性のための防犯対策を指南する、防犯本の決定版だというもの。

こうして紹介していてもマージン等いっさい頂いておりませんので、悪しからず


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BS(放送)って楽しい!!

2009-02-18 23:21:42 | その他
正確にいうとNHKハイビジョン放送。

昨夜は「薔薇大百科」非常に興味深く観た

今日は朝から「イルカが人と漁をする ミャンマー伝説漁」

野生「ツキノワグマ」

ダーウィン 「海中を飛ぶ鳥」

そして「幻の動物ジャガーを撮る! 苦闘南米パンタナール湿原」

う~~ん こういう一日もたまには
でも、じきに忘れるのだけど
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お雛様アレンジ・2

2009-02-17 18:55:52 | フラワーデザイン
遠藤さん作。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お雛様アレンジ

2009-02-17 18:49:30 | フラワーデザイン
猪又さん作。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フラワーデザイン審査部門(世界らん展)

2009-02-14 17:40:38 | フラワーデザイン
一昨年、昨年とも招待券がなかったので行かなかったけれど 今回は(花仲間ではない)友人のお誘いで、フラワーデザイン審査部門を見、イベントステージでの「カトレア」「パフィオペディルム」の講座を聞いてきた。

らんにはあまり興味ない私だけれど、パフィオペディルムは別格
あつもり草・熊谷草の仲間。
ターシャ・テューダーの庭でも熊谷草は大切に囲いがしてあったこと!思い出した。
花は無論のこと!無官の太夫・平敦盛と熊谷直実のいきさつがお気に入り

審査部門では、花仲間のTあいさんの作品があり思わずメールしたら、今回は油絵も出展したとか 小さなお子様をかかえて素晴らしい
残念ながら、そうとは知らないので油絵は見なかった。

写真は勝手に「好きだな」と感じた作品。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブレヒトの「アンティゴネ」

2009-02-13 08:38:04 | 芸術鑑賞・文学・音楽・映画など
東京演劇アンサンブル公演   
於 俳優座

東京雑学大学が縁で観劇することとなった。


共同体の古代ギリシャのお話。
運命の王オイディプスの娘アンティゴネは、独裁者クレオン王(アンティゴネの叔父にあたる)の侵略戦争から逃亡した兄を弔う。
実はその逃亡した兄の弔い、埋葬すら禁じたクレオン王。
腐敗し動物についばまれていく屍を民衆への見せしめとするためなのだ。

厳しい埋葬禁止の布告にそむき、生命をかけて人間としての心を守ったアンティゴネ。


・・・残忍な侵略戦争は自国民に対してもまた残忍さが必要になる。・・・

ミュージカル?演技が硬いというのか?芝居をしてる!というのか?昔は、このような芝居だったような? 華やかさもないし楽しむのではなく、ひたすら考えさせられる演劇!なのかな?!  
決してけなすわけではなく、正直な感想。

ブレヒトという脚本家の存在も知らなかったけれど、さすがに俳優座のあの河内さんはご存知だった。
俳優座は他の劇団の公演もあるんだあ!!

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする