松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

南三陸町ボランティア・2

2012-04-15 22:54:28 | その他
本日は港にて、漁業協同組合の指導のもと
わかめの選別、箱詰めのお手伝い。






前もってボランティアセンターの方から、「現地のみなさんもお話がしたいし、来てもらえることが嬉しいので
笑ってはいけないとか、硬くならずにお話しながら作業してください。」
と、いったようなお話があった。

実際、個人でもう何度もきていらっしゃって、魚協のみなさんと顔見知りになられた男性が
ムードメーカー的存在で、楽しくなごやかな作業が一日続いた。

ボランティアセンターの駐車場でマイカー内に寝泊まりしながらのボランティア活動される
方々も多いとのこと。

体力にあまり自信のない人には、往復新幹線、温泉旅館宿泊が最適
ここ「南三陸ホテル観洋」は露天風呂が最高

今日の作業終了後も希望者はホテルで入浴、綺麗サッパリとして帰途についた。

瓦礫の処理よりは体力的にも精神的にも楽だった。
ボランティアにも色々な形、分野があり
もっと広く多くの人にもできることがたくさんある。
決して無理な要求はされない。その人に合った作業があるし、ボランティアの仲間同士でも
お互いに譲り合いが生まれてくる。

何もかも流されてしまった跡地の中で作業していても、
今は嘘のように静かな港の波音の中にいても、
あの時の恐ろしさを体験せずとも、
想像して口数が少なくなるのは
私だけではなく、みんなに読みとれた。

「ボランティア数も一時期の三分の一に減少している、このまま忘れ去られることが怖い」と・・・。
足手まといになることだけが心配だったが、何とかなったように思う。
募集に年齢制限がないのも、嬉しいような分かったような気がした。
私より年配の方もいらして、でもまあ個人差があるから、それなりのしっかりした方が参加
していらっしゃるなあと。

ただ粛々と作業をしてくるだけと思っていた。
一日目の瓦礫の選別処理は、やはりシビアーな雰囲気の中で
二日目のわかめの選別箱詰は、なごやかで楽しい作業となり
当日、ボランティアセンターで決定される日程指示なのだが
配慮されていると感じられ、かなりの人にも気負いなく参加できる
ツアーだと思った。


昨日はホテルで忙しく入浴した後、夕食前の一時間、被災者の方によるお話を聞いた。
「TV等の報道動画は確かに事実だが、実際はあんなもんじゃあない!!地獄だった。」と
話された内容が生々しく強烈だった。
コメント
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