松田敏子フラワーデザイン・徒然ローズガーデン

予定より長生きしている今を憂いながら、怒りながら、笑いながら楽しむ。

シアの木

2009-10-20 19:27:14 | フラワーデザイン
シアバターでお馴染みのシア。

西アフリカのサバンナ地帯に自生する「シア」の種子の中にある「仁」から採油される。

シアが生育するのは、アフリカ大陸の北緯5度から10度、サバンナでも雨期のある湿潤サバンナ地帯。

セネガル、ギニア、マリ、コートジボワール、ガーナ、ブルキナファソ、ナイジェリアから、ウガンダ、エチオピアまで、16カ国にまたがるこの一帯は「シアベルト」と呼ばれ、シアバター産業を支えている。

 
別名 カリテの木

アカテツ科  常緑高木 樹高約7~25m

ガーナで自生するのは北部地域のみ。

美しい樹形はバオバブの木と並ぶサバンナのシンボルであり、シアが作る木陰は山羊たちの憩いの場となっている。




花が咲く前にいったん葉を落とす。
乾季の1~2月、直径1~2cmのクリーム色の花が咲く。



収穫を約束する恵みの花、サバンナの春。

雨期に入って4~8月、約8cm大の卵型・プラムのような果実をつける。




乾燥から肌をしっかり守ってくれ、トコフェールやカロチノイド成分が高いので、
肌を健康に保つ効果もある。

生産地諸国内では食用油として、
国外ではココアバターの代用品として、チョコレート産業での使用が市場のほとんどを占めている。
(デンマーク、オランダ、イギリス、スウェーデンなど、チョコレート産業の盛んな国へ大量の「仁」が輸出されている。)

手にとると体温でゆるやかに溶け、ほのかな甘い香りは、しあわせな気分になれる。

                 生活の木より
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