以前、山奥のこんにゃく料理レストランでいただいた???の木
濃いピンクの花が咲くが、繁殖力大勢で困っているとのお話だった。
うちでは裏庭へ通じる少し薄暗い地に植えたので、そんなに繁殖して困ることはない。
今年も蕾が膨らんできた。
ゆうゆう教室へ持っていこう!!
そこで、またこの花木を調べてみたら、「仏教の三大聖樹」にたどり着いたのだ。
牡丹臭木(ボタンクサギ)
熊葛科(くまつづらか) クサギ属 クロデンドロン
枝葉に強い臭気あり
花はピンクできれい
夏から秋にかけて開花
牡丹のような臭木ということでこの名になった。
この牡丹臭木に似ている花という項目から「無憂樹」が出てきた。

なるほど! 色が違うだけ? いや!葉の形も色も違う。
この「無憂樹」が、仏教の三大聖樹の一つであるという。
三大聖樹

無憂樹 釈迦誕生

印度菩提樹 釈迦悟り

沙羅双樹 釈迦入滅
①無憂樹
マメ科 サラカ属 インド原産 別名 阿輸迦の木(あそかのき、あしょかのき)
サラカアソカ または サラサインデカ
(アソカ~憂いの無いという意味)
この木の下で、釈迦が誕生
橙色っぽい花を咲かせる
「憂い」の「無い」木という良い名
②印度菩提樹
天竺菩提樹 Bo tree
桑科 イチジク属
フィカス(古代ラテン語でイチジクを意味する)
インドのブッダガヤという地で、
釈迦がこの木の下、「「菩提(悟り)」を開いた。
③沙羅双樹(娑羅双樹とも書く)
沙羅の木(さらのき、しゃらのき)
二葉柿(ふたばがき)科 学名 Shorea robusta (大形の・頑丈な)
インド北部原産 高地などに生える
釈迦が亡くなった時(入滅)のこと
この木が四方を囲んで植えられていたが、入滅の際にこの木が枯れて
鶴の羽根のように白くなったとの伝説から仏教では聖木とされている。
日本では夏椿のことを沙羅双樹として扱うことが多いが、本当は違うもの。
夏椿は ツバキ科であり
沙羅双樹は耐寒性がなく、日本ではほぼ育たない。