利根輪太郎の 競輪人間学 本命が総崩れる

2022年03月11日 21時55分46秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 大垣競輪 水都大垣杯

4レース

並び 1-7-5 9-2-3 6-4 8(単騎)

レース評
変幻自在に立ち回って桐山が別線一蹴。山田がマーク。先行番手がある中村を単穴としたが森山ペースも十分。
関東勢は劣勢。

1番人気 9-2(4.0倍)

1-9 1,810円(8番人気)

1-9-2 7,600円(22番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 森山 智徳   11.5 B 位置取り捲
2 9 桐山 敬太郎 7車身 11.9   立直し捲る
3 2 山田 敦也 1車身 11.9     入れて続く
4 5 櫻井 太士 1車身 11.6     外し外踏み
  5 4 木村 貴宏 3/4車身 12.3     捲られ一緒
6 3 笹倉 慎也 1/4車輪 11.9     前に続くも
× 7 7 中村 健志 1車身 12.4     離れ捌かれ
  8 8 中井 護 1/2車輪 11.7     単騎最後方
  9 6 中島 将尊 1/2車輪 12.6     正攻法逃げ

 戦い終わって

戦い終わって写真

 中島将尊の突っ張り先行。中団を取り切った森山智徳が一気に捲り切り後続を突き放して快勝「作戦とは違う感じに。桐山(敬太郎)さんが斬ってくれればカマシでも良かったけど、内ががら空きだったから。あそこではもう引けないしそこで勝負と。収まってからは余裕があったしすぐに行こうと思ってた。しっかり練習して行った名古屋が成績振るわずで、練習の成果が今回やっと出てきてくれたかな」。
 中団で踏み負けながらも立て直して捲り追い込んだ桐山が二着「二周全突っ張りは予想してなかった。あれをやられるとどうしようもない。もう少しやれる事はあったかもしれないが中団を決めれなかった自分の技術だから。中村(健志)君が離れなければ付いて行って勝負と思ってたが離れちゃったから。ワンテンポ遅れて踏んだので届かなかった」。

5レース

並び 2-(78競り)-3 5-1-9 6-4

レース評
後ろの競りは気になるが攻撃力で勝る近藤が◎。タイミング良く仕掛けて前団一蹴だ。清水を利す松村の抜け出しを対抗視。

1番人気 2-1(3.6倍)

結果

1-7 7,150円(17番人気)

1-7-9 33,590円(84番人気)

 

天候 晴/風速 1.5m




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 松村 友和   12.0   番手捲って
× 2 7 小埜 正義 3/4車身 11.9   競勝ち伸び
3 9 八日市屋 浩之 1/2車輪 11.9     前捲り追い
  4 6 山口 翼 1/8車輪 11.8     最後外踏み
5 2 近藤 隆司 1車身 12.1     捲り合され
  6 4 小林 潤二 2車身 12.1     目標と一緒
7 5 清水 剛志 2車身 12.6   B 番手捲られ
  3 鈴木 誠       S 乗り上げて
8 尾形 鉄馬         併走落車し

戦い終わって

戦い終わって写真

 清水剛志の鐘前2角先行。鐘3角から近藤隆司が中団まで追い上げる。1半から近藤が力任せに仕掛けるが、清水マークの松村友和がブロック。近藤は何とか耐えた為に、松村がそのままハコ捲り。これえで近藤が力尽き、松村が1着ゴール。八日市屋浩之が続くが、外を近藤マークを死守した小埜正義が強襲する。
 牽制して番手捲りを放った松村は「清水君は出た時からハイピッチだったし、きつかったと思う。近藤君を止めようとしたけど、行かれた感じがしたし、前に踏ませてもらった。出る予定はなかったんですが。初日は消化不良だったし、しっかり踏み切れて良かった。状態も問題ない」。
 2着に強襲した小埜は「競りになっていないよ(笑)。向こうから当たって来て、勝手に落車したみたいなもん。余裕はあったし、脚も溜まっていた。近藤君がホームで休まなければ、行けていたと思うけど。このバンクは遅めの捲りは厳しいからね」。

6レース

並び 6-3 5-1-8 2-4 9-7
レース評
岩本は初日のシード組。自力の格が違う。ラインも一番長いし1着突破だ。別線でこわいのは土生を使える窓場だろう。

1番人気5-1(4.8倍)

結果

5-3 1,070円(3番人気)

5-3-9 1万480円(32番人気)

戦い終わって

戦い終わって写真

 竹内雄作がホーム前にカマして主導権。後方七番手に置かれた岩本俊介だがスピードの違いで前団を飲み込み「もう少し若者達が雄作に挑戦するレースかと思ったが。自分も含めて一番気持ちが強かったのは雄作でしたね。牽制が入って前になったから仕掛けは遅くなりそうになるなと。一本棒になりながらも届いたので悪くはないがラインには迷惑を掛けた」。
 小笠原光の仕掛けに乗った大森慶一が直線中を伸びて二着「あの位置で良かったと思うし竹内君がちょうどいい所で来たから。光もバックでケツ上げてたし、後ろからの気配もなかったので竹内君が掛かってたと思う。自分的には最後外を踏む選択肢はなかったしあのコースに。二日間余裕はあるし思った通りにコースも見えてる」。 
 叩かれ大森を追う形から外を伸びた土生敦弘が三着「岩本さんが突っ張らないと決めつけて遅めに押さえて。小笠原さんを駆けさすか、竹内さんともがきあってくれるかと思ったけど。二コーナーから仕掛けたかったが仕掛けられず。前回に比べれば良いけど、良かった頃に比べるとまだまだ」。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 5 岩本 俊介   11.0   7番手強襲
2 3 大森 慶一 1/2車輪 11.4   中突き伸び
3 9 土生 敦弘 1/2車身 11.3     5番手差し
  4 4 宮越 孝治 1/8車輪 11.8     番手飲まれ
5 1 成田 健児 タイヤ差 11.0     後方中突く
  6 6 小笠原 光 タイヤ差 11.6     3番手入り
7 2 竹内 雄作 1車輪 12.0   B 叩き末欠く
× 8 7 窓場 千加頼 1/4車輪 11.3     目標と一緒
  9 8 加藤 圭一 8車身 11.7     BS最後方

 

10レース

並び 7-1-9 2-5-8 4-3-6

レース評
山口はこれからいくつも地元記念を獲る選手。二予では負けない。坂口がガード。佐々木や久田の抵抗も及ばないだろう。

1番人気 7-1(1.9倍)

結果

結果

2-5 2,820円(7番人気)

2-5-8 1万5,380円(34番)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 2 佐々木 悠葵   11.6 B 一気に叩く
2 5 山下 渡 1/2車輪 11.5   逃げマーク
  3 8 石川 裕二 1車身 11.5     ライン続く
4 7 山口 拳矢 タイヤ差 11.5     捲り進まず
5 1 坂口 晃輔 3/4車輪 11.4   S 目標が不発
  6 6 山本 奨 1車身 11.5     前切替一緒
  7 9 藤田 勝也 タイヤ差 11.5     失敗ライン
8 3 黒田 淳 2車身 11.8     切替踏むが
9 4 久田 裕也 1車身 11.8     叩かれ一杯

戦い終わって

戦い終わって写真

 久田裕也の先行態勢をカマした佐々木悠葵が押し切り連勝決めて「ここの誘導はまれに上がるので前に出るときつくなる。だから臨機応変にいこうと思ってた。踏み出し五割で全員出切ったのを確認してバックまで流して。そこからは要所で踏み直せた。山口(拳矢)君は強いし最後は必死に。今は練習が出来ているのでその成果が出せた」。
 マークした山下渡が二着「作戦の中のレースでその通りに走ってくれた。七番手で緩んだら行く感じだったので立ち遅れないように集中してました。加速が凄かったですね。そんなに踏んでなかったと言ってたし全力で踏まれてたらヤバかった」。
 三番手の石川裕二が三着でラインで独占「連日前のお陰ですね。踏み出しにも付いて行けて状態良い。久田君の所も負けられなかったし凌げた。余裕もあって調子は良い」。


性加害報道の榊英雄監督、以前から囁かれていた “悪評”…「わいせつLINE」のアイコンは自身の娘

2022年03月11日 20時14分07秒 | 事件・事故

3/11(金) 19:34配信 SmartFLASH
(写真・アフロ)

 俳優で映画監督の榊英雄氏が手がけ、3月25日に公開予定だった映画『蜜月』の上映中止が決まった。

【画像あり】下着を着用しないことなどを強要するような榊監督のLINE

 榊監督をめぐっては、9日、過去におこなってきた性加害を『文春オンライン』が報じている。公開中止は榊監督が一部事実を認めたための措置で、期間は未定という。

 同日夜、榊監督は所属事務所を通じてコメントを発表した。

《この度は、映画「蜜月」の公開が控えているこのタイミングで、私の過去の個人的なことが記事になり、映画を創るために東奔西走してくださったプロデューサー陣やスタッフ、キャストの皆さま及び関係者の皆さま、そして何よりこの映画の公開を楽しみに待っていてくださる観客の皆さまに、多大なるご迷惑とご心配、不快な思いをさせてしまったことを、心よりお詫び申し上げます》

 だが、コメントではこうも語っている。

《また、今回の記事上で、事実の是非に関わらず渦中の人とされてしまった相手の方々にも、大変申し訳なく思っております》

 “事実の是非に関わらず” と報道の一部を否定しているように見えるが、2016年6月、本誌はとある芸能事務所の社長から、LINEのスクリーンショットを入手していた。『文春オンライン』でも、榊監督から被害女性への生々しいLINEが公開されているが、ここにも下着を着用しないことや、セックストイを使う行為を要求する文言が並んでいる。

 相手はやはり20代の若手女優。主演級ではないものの、十数本の映画やテレビドラマ、CMにも出演していた。

 先の都内の芸能事務所社長が、こう語る。

「事務所に所属していた20代前半の若手女優の何人かが、榊さんのワークショップに参加すると決まって、ふさぎ込むようになりました。事情を聞くと、榊さんから居酒屋に誘われて食事をしたところ、帰り際に危うくレイプされそうになったというのです」

 事務所には当時、榊監督のワークショップに参加している女優が他にもいた。まさかと思って話を聞くと、驚くことに同様の証言が複数、確認されたのだ。

 榊監督は全員に対して “行為” に及んだわけではないが、共通するのは渋谷区内にある同じ居酒屋で食事した後、近くにある路地や駐車場で性的関係を高圧的に迫られたということ。

「LINEの相手である若手女優は、当時、榊さんが撮っていた深夜枠のテレビドラマ(『侠飯~おとこめし~』)への出演をチラつかされていたそうです。もちろん、榊さんに対して恋愛感情などなく、すべてはキャスティングのためです。

 榊さんも、昼夜を問わず赤坂のマンションに呼びつけては行為に及んでいたそうですが、生々しいメッセージを送ってくるLINEのアイコンは、自身の娘さんでした。もうあきれ果ててしまい、とにかく榊さんの関係する仕事はすべて断るようにしました」(前出・芸能事務所社長)

 ワークショップとは、監督らが俳優から指導料名目の代金を支払わせて演技指導するイベントだが、製作中の映画やドラマにそのままキャスティングされることもある。

「下積み時代が長い榊さんは、若手俳優にとって一つのロールモデル。榊さんも、積極的に無名の俳優にチャンスを与えたいと日頃から話していた。それが毎月のように開かれるワークショップだったわけです。

 主催者が榊さんでないときは、『口説かれた』『飲みに誘われて、しつこく触られた』などの苦情が入ることも多かったといいますが、新進気鋭の監督で俳優でもある榊さんからの誘いを断るのは容易ではなかったでしょう」(同)

 こんな証言もあった。語るのは製作会社関係者だ。

「榊監督の現場では、その日の撮影が終わると、演技指導するからと女優だけを連れて帰ることが多いそうです。スタッフも気を利かせるのか、その場合は打ち合わせも入れないのだとか……。赤坂にある榊監督の事務所に女優を送るスタッフもいたと言います」

 榊監督の作品は、ほぼ同じスタッフで撮影することが慣例化していた。

「スタッフも薄々、気付いていたようですが、榊監督の仕事にぶら下がっている立場です。疑問があっても口には出せなかったのでしょう」

 長身で、一見すると強面の風貌だが、むしろ柔和で礼儀正しい人物だったという榊監督。映画『蜜月』は公開延期になっているが、性被害をテーマにしているだけに、このままお蔵入りになる可能性も高いという。前出の製作会社関係者が続ける。

「榊監督は4月公開予定だった『ハザードランプ』(安田顕、山田裕貴ダブル主演)も監督しているが、おそらく監督交代か、製作中止になるはずです。まだ未発表の作品もあるので、続々と公開中止、製作中止が報じられるはずです。身から出た錆とはいえ、榊監督の活動再開は困難でしょう」

 自身のLINEのアイコンを娘にしていた榊監督。いったいどのような気持ちで女性にメッセージを送っていたのだろうか。

【関連記事】


水面下でウクライナを守る米英「特殊部隊」そのスゴい実力

2022年03月11日 20時12分01秒 | 社会・文化・政治・経済

3/11(金) 15:02配信 FRIDAY

ゼレンスキー大統領を守れ!

ウクライナ軍の「強さ」の理由は…。キエフで「わたしはここにいる」と国民を鼓舞するゼレンスキー大統領。写真提供:Ukrainian Presidential Press Service/ロイター/アフロ

ロシア軍による首都キエフへの包囲作戦が本格化しつつあるなか、国民を鼓舞するゼレンスキー大統領を守るために、米英の情報機関と特殊部隊のチームが編成され、ウクライナ国内で動いている。この精鋭チームが、いざという時にウクライナ政府要人をキエフから脱出させるルートを確保したと報じられた。

【画像】核から逃れるためにここにいる…?プーチンのヤバすぎる隠し宮殿「内部写真」

報じたのは主にイギリスのタブロイド各紙で、現時点で具体的な情報の信憑性は不明だが、こうした情報は正規のルートで公表されることは「ほぼない」。ウラがとれていない話なので誇張はあるかもしれないが、米英のインテリジェンス機関がウクライナ政府にコミットしていることは間違いなく、こうした工作が水面下で進められていることは事実と思われる。

◆米英の精鋭部隊がウクライナ軍へ助言

時事通信が「英情報筋による情報」として報じたところによると、米英のチームが現地入りしたのは昨年2021年で、同年12 月には基本計画を策定したという。現在、ゼレンスキー大統領の身辺警備に英陸軍の特殊部隊「SAS」(特殊空挺部隊)が協力しているとのことだが、おそらくウクライナ政府の警備に助言しているのではないかと推測される。

興味深いのは、同記事によると米英混成チームは3班に分かれており、大統領警護だけでなく、ウクライナ軍への助言も行っているということだ。おそらく米英のインテリジェンス情報が提供され、作戦に大きく関与しているものとみられる。NATO諸国からの支援武器の搬入の実務と、ウクライナ政府による情報発信、つまり心理戦に関しても部分的に助言している可能性がある。

また、英タブロイド各紙によると、ゼレンスキー大統領の脱出作戦にあたる「本隊」となる「SAS」70人と米海軍特殊部隊「SEALS」150人が、いずれかのNATO加盟国の基地で脱出作戦の訓練を行っており、ウクライナ部隊将校も参加しているとのことだが、この情報の信憑性は現時点では不明だ。

◆キエフ猛攻撃の最中に

いずれにせよ、ゼレンスキー大統領とウクライナ政府幹部のキエフ脱出があるとすれば、ロシア軍による猛攻撃の真っただ中ということになる。しかも、そのときは、おそらくロシア軍特殊部隊がゼレンスキー大統領殺害もしくは拉致に乗り出してくるはずだ。

そんな中での脱出作戦はきわめて危険なミッションとなる。ロシア軍の動きに関する米英のリアルタイムなインテリジェンス情報は不可欠であり、米英の最精鋭の要員が投入されることになるだろう。

もっとも、米英によるインテリジェンス分野の工作はすでにかなりのレベルで実施されてきた。戦力で優るロシア軍の攻撃に対し、ウクライナ軍が意外な善戦を続けているが、それには米英による情報面での協力がかなり大きく作用していることは疑いない。

NATOは、ロシアとの戦争を避けるために、直接的なウクライナ防衛に動けないが、その代わりに水面下での秘密活動を行っている。こうした活動は、本来は秘密にしておくものだが、今回はメディアにリークしてオープンにすることで、NATOとくに米英に「ウクライナを守る」意思が強いことを示す狙いがあるとみられる。もっともロシア側も、もともとこの程度のことは知っていただろうから、情報公開そのものはさほど大きなインパクトがあるというものでもない。

◆秘密活動の実行部隊

その秘密活動を行っている米英だが、米CIAがその指揮をとっており、英MI6(※通称。正式にはSIS)がサポートしているものと思われる。このような紛争対処では、米主導で米英の情報機関が連携するのは常のことだ。

こうした作戦では通常、CIA「作戦本部欧州部」のロシア・ウクライナ担当の工作員が指揮官として主導し、CIA準軍事部門「特別活動センター」所属の元特殊部隊員がサポートにあたる。そこに英MI6、米英の特殊部隊が協力するというのが基本型になる。秘匿性の高い任務の場合、特殊部隊は米軍では統合特殊作戦コマンド指揮下の陸軍「デルタフォース」や海軍「SEALチーム6」が投入され、英軍からは陸軍「SAS」や海兵隊「SBS」(特殊舟艇部隊)が投入される。

今回、ゼレンスキー大統領の警護任務に英陸軍のSASが投入されているらしいと報じられたが、SASは米英の戦闘地域での特殊任務にはしばしば投入される部隊で、古くはソ連アフガニスタン侵攻、あるいは湾岸戦争、イラク戦争などでも米英共同作戦の非公式特殊作戦に投入されている。

◆スパイ活動の活動拠点

今回の活動はウクライナ国内なので、こうした特殊作戦は米欧州軍特殊作戦コマンド(ドイツのシュトゥットガルト)が本部となる。が、現時点ではインテリジェンス分野でのウクライナ支援が主なので、米欧州軍欧州統合情報作戦センター分析センター(イギリスのモールズワース英空軍基地)の役割が大きいと推測される。

同センターでは偵察衛星、偵察機、早期警戒管制機、地上レーダー、通信傍受情報などの米軍の各種センサーの情報を融合し、ロシア軍の動向をリアルタイムで詳細に分析している。なお、このセンターを運営しているのは米国防総省の情報機関「DIA」(国防情報局)で、その専門的な軍事情報をウクライナ軍に伝えるため、DIAもしくは関連の米軍情報部隊の連絡官がウクライナ軍司令部に派遣されている可能性は高い。また、DIA内にも諜報活動部門「国防秘密活動部」があり、独自に対ロシアのスパイ活動を行っている。

他方、CIAのほうはもともと在キエフ米国大使館内のCIAウクライナ支部が前線本部だったが、非公開の秘密拠点がウクライナ国内にいくつもあり、そのいずれかが現在の活動拠点になっているはずである。

こうしたウクライナ政府に対する米英の水面下の支援というのは、じつは2014年のクリミア侵攻・併合の頃から続いている。情報機関はウクライナの情報機関「ウクライナ保安局」(SBU)「対外情報局」(SZR)「国防情報局(GUR)」への協力、特殊部隊はウクライナ軍の訓練指導などを行ってきた。それが2021年、ロシア軍のウクライナ国境への展開に対し、大幅に強化されたかたちだ。

その間、かなり長い時間があったので、各種シミュレーションはすでに綿密に行われ、計画は念入りに練られているものと思われる。なお、ウクライナの現場では米英の共同活動だが、情報そのものはそれ以外のNATO諸国からの情報も、ドイツにあるNATO早期警戒管制機部隊からを筆頭に、かなり入っているはずである。

ウクライナの「予想以上」といわれる善戦の背景には、こういった「力」も働いているのだ。引き続き注視したい。

取材・文:黒井文太郎


自然災害伝承碑

2022年03月11日 10時29分14秒 | 新聞を読もう

自然災害伝承碑は、地震津波洪水噴火といった大規模な自然災害の状況や教訓を後世に伝え残すために作られた災害碑、慰霊碑記念碑等のモニュメントである[1]

国土地理院では、2019年3月に自然災害伝承碑の地図記号を制定して、ウェブ版の「地理院地図」や紙版の2万5千分1地形図への掲載を進めており[2][3][4]、地理院地図には2022年1月14日時点で、47都道府県367市区町村1224基の自然災害伝承碑が公開されている[1](詳細は#地図記号参照)。調査・登録が遅れていたり、地元でもあまり知られていなかったりする伝承碑も多く、日本全国の実数は2000~3000と推測されている[5]

目次

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地理院地図で公開している自然災害伝承碑情報

2022年03月11日 10時25分28秒 | 社会・文化・政治・経済
地理院地図で公開している自然災害伝承碑情報については、2020年8月21日より 自然災害伝承碑データの提供について からダウンロードできます。
 
・2022年3月9日 27市区町村75基を追加公開しました。
 公開数は 全国382市区町村1299基となります。
 公開中の市区町村は、掲載市区町村一覧/ご利用上の注意でご確認いただけます。
・地理院地図の表示アイコンの視認性向上のため、2021年9月1日からアイコンの色(彩度)を変更しました。
・自然災害伝承碑の更なる利活用推進のため、2021年11月29日からハザードマップポータルサイトの重ねるハザードマップへの掲載を開始しました。
公開する自然災害伝承碑の分布図 

自然災害伝承碑を地図で見る

  地理院地図へのリンクボタン  
※自然災害伝承碑は申請があった自治体の分から地図に順次掲載しています。
※自然災害伝承碑の掲載のない地域には、自然災害伝承碑自体が存在していない、存在していても認知されていない、認知されていても登録申請がなされないなど要因がありえます。
※このため、自然災害伝承碑の掲載のない地域が、災害リスクがない安全な地域と必ずしも言えるわけではありません。

自然災害伝承碑の取組

 我が国は、その位置、地形、地質、気象などの自然的条件から、昔から数多くの自然災害に見舞われてきました。そして被害を受けるたびに、わたしたちの先人はそのときの様子や教訓を石碑やモニュメントに刻み、後世の私たちに遺してくれました。
 その一方、平成30年7月豪雨で多くの犠牲者を出した地区では、100年以上前に起きた水害を伝える石碑があったものの、「石碑があるのは知っていたが、関心を持って碑文を読んでいなかった。水害について深く考えたことはなかった」。(平成30年8月17日付け中国新聞より引用)という住民の声が聞かれるなど、これら自然災害伝承碑に遺された過去からの貴重なメッセージが十分に活かされているとは言えません。
 これを踏まえ国土地理院では、災害教訓の伝承に関する地図・測量分野からの貢献として、これら自然災害伝承碑の情報を地形図等に掲載することにより、過去の自然災害の教訓を地域の方々に適切にお伝えするとともに、教訓を踏まえた的確な防災行動による被害の軽減を目指します。

「自然災害伝承碑」について(PDF:553KB)

自然災害伝承碑の地図化を通じた災害教訓の周知・普及(PDF:546KB)


【水害碑:広島県坂町】
水害碑の画像碑文内容の例(画像)


※ウェブ地図に掲載する情報は、碑文に記載された内容に、死者数や建物被害など被害の規模を示す情報を補足し、100字程度に要約した情報です。

自然災害伝承碑情報の内容

国土地理院が全国の自治体と連携して整備を進めている自然災害伝承碑に関する情報は、令和元年6月19日より国土地理院のウェブ地図「地理院地図」から掲載を開始しました。

 なお、「地理院地図」から公開する自然災害伝承碑の情報は、以下のとおりです。                
1)碑名 自然災害伝承碑の名称
2)災害名 同碑の対象となっている災害名
3)災害種別 同碑の対象となっている災害の種類
4)建立年 同碑が建立された年
5)所在地 同碑の所在地
6)伝承内容 碑文に記載された内容に、死者数や建物被害など被害の規模を示す情報等を補足し、100字程度に要約した情報
7)写真 同碑の写真

・年月日の記載について、年は和暦西暦並記を原則として「和暦○年(西暦)」、月日は西暦で「○月○日」の順で記載。
 (例)大正12年(1923)4月1日

・明治5年以前の旧暦表示については、上記ルール(a)のほか、年月日とも和暦西暦並記(b)、または年は和暦西暦並記として「和暦○年(西暦)」および月日は旧暦で「○月○日(旧暦)」(c)の順で記載。
 (例)(a)寛政4年(1792)5月21日 (b)寛政4年4月1日(1792年5月21日) (c)寛政4年(1792)4月1日(旧暦)
国土地理院のウェブ地図で自然災害伝承碑データを利用するための操作方法をご覧いただけます。
自然災害伝承碑の代表事例を紹介しています。(地理院地図での表示例)
 自然災害伝承碑の情報は、防災教育をはじめとするさまざまな用途でご活用いただけます。
地理院地図の自然災害伝承碑情報について市区町村別公開日、碑数等をご覧いただけます。また、掲載写真の二次利用についての注意も記載しておりますので、必要な方はご確認下さい。

「ゴキブリ同然」入管の隠し撮り映画が問う、日本の“偽りの共生”

2022年03月11日 10時23分39秒 | 社会・文化・政治・経済

2/25(金) 18:36配信 ハフポスト日本版

床に押さえつけられるクルド人男性

「僕らはゴキブリ同然」「体じゅう殴られた」「こんな毎日いらない」――。

茨城県牛久市の東日本入国管理センター(以下、牛久入管)に収容された外国人たちの証言を記録したドキュメンタリー映画『牛久』の上映が、2月26日から東京と茨城を皮切りに全国で始まる。

【動画】「ここの人たちは邪悪だ」映画『牛久』の予告映像

施設内撮影が認められていない中、収容者たちの承諾を得た上で「隠し撮り」という手法を取ったことで議論を呼んだ本作。

顔と実名を明かす出演者たちからは、入管職員による暴力被害や、終わりの見えない収容生活への絶望が語られる。

閉ざされた入管施設内の人権侵害の実態を突きつける映画は、どのようにして生まれたのか。

トーマス・アッシュ監督に聞いた。【國崎万智・ハフポスト日本版】

「なかったことにしない」
牛久入管での面会中、トーマス監督とアクリル板越しに手を重ねる男性

牛久入管には、在留資格の更新ができずオーバーステイ(超過滞在)となった人など、非正規滞在者たちが収容されている。紛争や政治的な弾圧で祖国を追われて日本に逃げ、難民申請中の人もいる。

映画撮影のきっかけは2019年秋。トーマス監督が教会の友人とともに、ボランティアとして牛久入管を訪れたことだった。

病気になっても施設外の病院に連れて行ってもらえない人、ハンガーストライキの連続で衰弱した人、長期収容で精神的に追い詰められ自殺未遂をした人。

面会を重ねる中で、トーマス監督は「いつ死んでもおかしくない」収容者たちの姿を目の当たりにした。

「なかったことにされないように証拠を残さなければならない」との使命感がわいたという。

牛久入管は、保安や収容者のプライバシー保護を理由に面会室内での録音・録画を原則禁止している。

隠し撮りという手法を選んだ理由について、トーマス監督は「収容されている人たちには、語る自由があります。撮影を許可されない中で、彼らの証言を記録するには隠し撮りをするしかありませんでした」と明かす。

人間扱いではない
トーマス・アッシュ監督

目をそらしたくなるような、痛ましい“制圧”の場面もあった。

入管が提供した映像の中で、「助けて」と繰り返し叫ぶクルド人男性を複数の入管職員が床に押さえつけ、後ろ手に手錠をかける。

トルコを追われたこの男性は2007年に来日し、4年後に日本人の女性と結婚。難民申請を認められず、牛久入管に収容された。

長期収容で精神的に追い詰められ、自殺未遂をした。

男性は「殺されないようにと日本にきたのに、入管に収容され、精神的暴行に遭いました。入管収容中、精神科にかかり、睡眠薬・安定剤を常用するようになりました」「入管で暴力があることは、私が初めてじゃない」と、トーマス監督の取材に証言する。

「あの(入管提供の)映像を見ると、とにかく人間扱いではない。相手が人間だと思っていればとてもできる行為ではありません」

トーマス監督は、そう言い切る。

中央アフリカで起きたクーデターに家族が巻き込まれたことを理由に2002年、日本に逃れたカメルーン出身の男性は、牛久入管で適切な医療を受けさせてもらえなかったと告発する。「実際に1年半、私は血を吐いていました。でも病院に連れてってくれません。血を吐いていて食べられないにも関わらずです」

映画に登場する9人の出演者たちからは、「僕らはゴキブリ同然」「体じゅう殴られた」などの訴えが上がる。

「『不法滞在者は犯罪者だ、偽装難民だ』という意識を政府から植え付けられることで、入管職員たちが相手を人として見ることができなくなっているんです」(トーマス監督)

一方で、トーマス監督は「日本の入管が特別に悪いとは思わない」と強調する。

「牛久入管の担当者が特別に悪いとされると、個人の責任として片付けられてしまいますがそれは違います。これは人間がやること。その立場に置かれたら、誰もが同じように『自分より下』の立場にいると考える相手を人間扱いしなくなる可能性があるんです。日本だから、入管職員だから、という問題ではありません」

非正規滞在者に「人権」はないのか
仮放免後、妻と再会し抱き合うクルド人男性

日本は、在留資格がない外国人を原則として収容する「全件収容主義」をとる。

退去強制処分を受けると、送還されるまで原則無期限で入管施設に収容される。第三者が収容の必要性を審査する仕組みもない。

こうした点に対し、国連の人権機関から繰り返し改善を求める勧告が出されてきた。

さらに、日本で難民として認められるハードルは極めて高い。

2020年に日本で難民申請をした人は3936人で、難民認定されたのは47人(約1.2%)。欧米各国に比べ、日本の難民認定率の低さは際立っている。

難民として認められず、正規滞在者ではないならば、「人権を守らなくていい」のか。

トーマス監督は、「国に帰ることができるなら彼らは帰っています。帰れないからいるんです」と反論する。

「全ての人の人権が平等に守られるのではなく、自分と異なる立場に置かれた人の人権を守らなくていいとなったら、人権侵害がエスカレートして社会はどんどん崩れていきます。不法滞在者だから、肌が黒いから、非正規労働者だから、独身だから、女性だから人権を認めなくていいんだと。そしていつかは自分の番になります」

収容施設内での死亡事案や、入管職員から受けた暴力被害を告発する動きは後を絶たない。

2019年6月には、ハンガーストライキをしていた当時40代のナイジェリア人男性が、大村入管(長崎県)での収容中に死亡。入管側は死因を「飢餓死」と発表した。

スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんは2021年3月、名古屋入管に収容中に死亡した。遺族が当時の局長ら幹部を殺人容疑で刑事告訴している。

アメリカ国籍の男性が東京出入国在留管理局に収容中、職員から暴行を受けてけがをしたとして、国に賠償を求めて同年11月、東京地裁に提訴した。

トーマス監督は「収容されている外国人たちに今起きていることを、映画を通して知ってもらい、日本の入管行政を変えるためにどう行動すればいいかを考えてほしい」と話している。

同意なく公開は「事実ではない」と否定
映画『牛久』の予告編が2021年5月に公開された後、「隠し撮り映像を(一部の出演者の)同意なく公開した」という情報がネット上で広まった。

これに対し、トーマス監督は「事実ではない」と否定。声明文の中で、「全出演者それぞれと映像を共に観て、何度も何度も同意を確認しました」と主張した。

ハフポスト日本版の取材にも、9人の出演者全員から同意を得ていることを改めて明言した。

■トーマス・アッシュ監督■
1975年生まれ、アメリカ出身。自身初の長編ドキュメンタリー『the ballad of vicki and jake』(2006年)が、スイスのニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で新人監督賞を受賞した。

2000年より日本に拠点を移し、福島第1原発事故後の子どもたちを追った『A2-B-C』(2013年)などを制作。

映画『牛久』は、ドイツニッポンコネクション「ニッポン・ドックス賞(観客賞)」、韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭アジア部門「アジアの視線(最優秀賞)」 、オランダカメラジャパン「観客賞」を受賞した。

國崎万智(Machi Kunizaki)

 

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「制圧」の実態 /下 頭押さえつける警備官

2022年03月11日 10時15分34秒 | 新聞を読もう

 

頭部に体重をかけるなどしてブラジル人のアンドレ・クスノキさんを押さえ込む入管職員たち=東京都港区の東京入国管理局(現・東京出入国在留管理局)で2018年10月9日に入管側が撮影し、原告側弁護士から提供された動画から

 東京入国管理局(現・東京出入国在留管理局)に収容されていた日系ブラジル人のアンドレ・クスノキさん(35)。2018年に茨城県の東日本入国管理センターに移送される際、職員の暴行で負傷したとして、裁判で国に損害賠償を求めている。昨年12月に東京地裁で行われた口頭弁論では、クスノキさんを押さえ込む「制圧」に加わった入国警備官が国側の証人として出廷した。入管職員が裁判で証言するのは珍しい。

 

なぜ、入管内の暴力は繰り返されるのか? 牛久入管で警備員の暴行を受けた男性が語ったこと

2022年03月11日 10時10分48秒 | 事件・事故

News 取材レポート

2021.10.4 安田 菜津紀 

 安田 菜津紀 Natsuki Yasuda 安田 菜津紀

  アクリル板で仕切られた小さな面会室には、それぞれの側に椅子がふたつ並んでいっぱいになるほどのスペースしかない。コロナ禍ということもあり、アクリルの下までガムテープでぎっちり塞がれ、耳をすまさなければ相手の言葉を上手く聞き取ることができない。小さなマイクも途切れ途切れに、かすれた音しか伝えてくれない。それでも、声をふりしぼるように、目の前の男性は訴えてきた。

「まだ、これからの人生への希望を捨ててないんですよ。俺たちも人間なんです」

茨城県牛久市にある東日本入国管理センターに収容されている、ブラジル国籍のレアルジャルデル・フジナガさん(32)は8月27日の午後、自由時間に運動場で過ごしていた。その際、警備員がヘッドロックをするなど暴力を振るい、2週間の加療が必要と外部病院で診断される怪我を負った。警備員は業務委託先の民間会社に所属する男性だった。「ボールの所在について事実と違うことを言われた」という警備員側の訴えが報じられており、フジナガさんもそれを認めているが、どのような背景があれ、身体的暴力を加えていい理由にはならない。

私が面会に訪れたのは9月28日、受傷から一カ月以上が経っていたが、フジナガさんは首にコルセットをつけていた。首が思うように動かせず、日常生活にも支障が出ている。

警備員側は謝罪に来たものの、その時の印象をフジナガさんはこう語る。「素直に謝ってほしかったです。“冗談のつもりだった”と、向こうの主張は8割方、言い訳でした。でも“冗談”というのは事実ではありません。(男性とは)運動場で顔を合わせることはありましたが、冗談を言い合うような親しい間柄ではないんです」。

フジナガさんはうつ病と診断されており、「もしも運動場に出たら、また暴力を受けるのでは」といった恐怖から、抗うつ剤を飲む量が増えてしまったと語る。入管への収容には事実上期間の上限がなく、裁量次第で無期限に人を閉じ込められるこの体制は、2020年に国連人権理事会の恣意的拘禁作業部会から国際法違反だと指摘されている。いつ出られるかも分からない不安もまた、「薬でやわらげるしかない」とフジナガさんは語った。
 

東日本入国管理センター前で

この事件について入管庁警備課に問い合わせたところ、「収容施設で管理している立場として、当庁に対する信頼を損なうものであり大変遺憾。警備会社に対して厳重に再発防止を求めている」としたが、どのような具体的対策を求めているかに関しては「警備会社にまずは考えさせることが必要」と返答するに留めた。また、「外部の警備員の方のみがいた場面で起きたことであり、今後、本部の入国警備官が必ず運動の立ち合いをする」としているが、過去には内部の職員による暴行事件も起きている。

フジナガさんの代理人を務める駒井知会弁護士は「入管収容施設の中では、過剰としか思われない手法で、被収容者に対して多人数の職員が激しい暴力が振われるケースも、数多く報告されています」と指摘する。
 

取材に応じてくれた駒井知会さん。牛久駅前にて。

「入管は国際法のルールや国連機関の勧告などを堂々と無視して、人間たちから、人権や尊厳を剥ぎ取りながら無期限収容を行なっている組織です。その組織のトップから現場まで、施設の中に閉じ込めている人々や手続きの対象となる人たちが、痛覚も感情も矜持もある同じ人間であるということを、理解できていないのではないかと強く危惧しています。加害者が入管の職員であっても、施設内で働く民間会社の警備員であっても、その点は変わりません」と語った。

この事件は「たまたま」起きたのではなく、外国人を飽くまでも「管理」「監視」の対象として見る、不透明な入管行政の構造的な問題を示している。誰かがまた傷つき、亡くなってからでは遅すぎる。この肥大化し続けるブラックボックスに、メスをいれるときではないだろうか。
 

(2021.10.4 / 写真・文 安田菜津紀)

■ 「困難な立場にある方々を人間扱いしない社会は、実は誰も人間扱いしていないのだと思う」―入管、難民問題に取り組む駒井知会弁護士インタビュー [2021.2.19/ 写真・文 安田菜津紀]

■ 「殺すために待っている」「今帰ることできません」 ―スリランカ人女性、ウィシュマさんはなぜ帰国できず、入管施設で亡くなったのか [2021.4.19/安田菜津紀]

■ Dialogue for Peopleウェブサイト 「収容問題」に関する記事一覧

 
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人の中で生きる。

2022年03月11日 10時06分20秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼時の経過は、物事を風化させる。
だが一方で<ろ過>する力もあるように思う。
何度も濾すことで、物事の意味を深化させる。
▼平和には差異を認め称え合う「寛容の心」が必要。
▼「利他」に徹する行動が、未来を開く<種>を生む。
▼課題があるからこそ、可能性も広がる。
▼観光の語源は「国の光を見ること」。
▼被災地に立ちはだかる社会課題は、いずれ日本のどの地でも直面する「普遍的な課題」とも重なる。
▼人は、人を生かしながらでなければ、生きられない。
友を生かすとき、ほかならぬ自分も、真に生きる。
▼被災地に生きる人々は、限界や課題を認識するがゆえに、人と関わり、その人間の輪に中から学び、そこから希望を紡ぎ出す。
▼復興に正解はないかもしれない。
しかし、人の中で生きる。
それが<復興の答え>なのだろう。