昭和人間のトリセツ

2025年01月16日 12時25分45秒 | 社会・文化・政治・経済

石原壮一郎 (著)

 

【内容紹介】
ついLINEが長文になってしまう、10年前の出来事を最近のこととして語ってしまう、若き日の12月24日を特殊な1日として記憶している、若者の働き方や結婚に余計なことを言いたくなる……仕事観、消費観、ジェンダー観など多様な切り口から「昭和生まれの人間」の不可解な生態に肉薄し、その恥部をも詳らかにする日本で初めて?の書。
  
【目次】 
プロローグ 昭和人間という、ややこしくもデリケートな存在 

第1章 「おじさん構文」の謎――昭和人間と青春の残り火 
第2章 なぜ昔話が口をついて出るのか――昭和人間の不可解な習性
第3章 令和の職場と、くすぶる違和感――昭和人間の仕事観
第4章 男らしさ・女らしさという呪縛――昭和人間とジェンダー
第5章 昭和人間は眠れない――「老害」にならないために
 
あとがき 「よい大人」を目指して、昭和人間の長い旅は続く

注 知っておかなくても構わない昭和・平成用語集

出版社より

日経プレミア 昭和人間のトリセツ
 

「トリセツ」という言葉は、日本語で「取扱説明書」を意味し、製品やデバイスの使用方法や注意事項などを説明する文書を指します。

【ややこしくもデリケートなその生態を徹底解剖!】

● 昭和人間の「ちょっと前」は若者の「大昔」である

●「日本はすごい国」過去の栄光を忘れられない理由

●「結婚して一人前」「独身は訳あり」暴言はどこから生まれるか

● 誰もがお利口さんにならざるを得ない令和社会のプレッシャー

日経プレミア 昭和人間のトリセツ

著者について

石原壮一郎
1963(昭和38)年、三重県生まれ。コラムニスト。64年の東京オリンピックは記憶にないが、70年の大阪万博には行った。
昭和の終わりごろに月刊誌の編集者になり、93(平成5)年に『大人養成講座』でデビュー。
以来、大人をテーマにした著書を次々と刊行。「昭和」も長く大事にしているテーマの一つ。昭和を浴びて育った「昭和人間」として、今の時代と「昭和的なるもの」や「昭和な自分たち」との望ましい関係性を追求している。著書は『大人力検定』『昭和だョ!全員集合』『失礼な一言』など100冊以上。
 
 
この本は第1章LINEの話で始まるが、著者は1963年、昭和38年生まれとあるので
10代20代の時はネットもケータイ(スマホ)もなく、
本来LINEのようなものも苦手な世代のはずで、
その悪戦苦闘ぶりを、明確に説明している。

また、校則が厳しかった世代であり、パワハラなどの基準も今とは異なり、
道徳観なども若者と違うが、
筆者は、そういう違いについて、とてもわかりやすく紹介している。

この本を読んで、その世代の人が振り返るのもいいし、
若者の「昭和世代研究」にも役立つ。
行空けなどのレイアウトも、とても読みやすい。
 
 

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