ドナルド・トランプ映画『アプレンティス(The Apprentice)』がカンヌで初公開
カンヌ国際映画祭では、大注目の初公開作品が舞台に上がることになった。
アリ・アッバシ監督の伝記ドラマ『アプレンティス』では、セバスチャン・スタンが若き日のドナルド・トランプを演じる。
本作は、1970年代から1980年代のニューヨークでのトランプの不動産王としての台頭を探求し、権力、腐敗、師弟関係をテーマにしており、映画祭のメインコンペティション部門に出品される。
スタンとともにトランプを演じるのはジェレミー・ストロングで、トランプの初期のキャリアで重要な役割を果たしたロイ・コーンを演じる。
マリア・バカロヴァがイヴァナ・トランプ役を、マーティン・ドノヴァンがドナルドの父フレッド・トランプ役を演じる。
セバスチャン・スタンがトランプ役を演じるにあたり、「パム&トミー」でのエミー賞にノミネートされたトミー・リー役や、「アイ、トーニャ」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」など多様な作品での演技経験を持っている。彼の多才さとキャラクターへの献身は、象徴的な人物の説得力のある描写を期待させる。
『アプレンティス』は、ダニエル・ベッカーマン、ジェイコブ・ヤレク、ルース・トレーシーがプロデュースし、ガブリエル・シャーマン、グラント・ジョンソン、エイミー・ベアらがエグゼクティブプロデューサーを務める。キネマティクスが資金提供し、現代史上最も論争を呼ぶ人物の一人を考察する刺激的な作品となることだろう。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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解説
「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシ監督が「キャプテン・アメリカ」シリーズのセバスチャン・スタンを主演に迎え、実業家で第45代アメリカ合衆国大統領として知られるドナルド・トランプの若き日を描いたドラマ。成功を夢見る20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚くべき変身を遂げ、トップへと成りあがるまでの道のりを描く。
1980年代。気弱で繊細な若き実業家ドナルド・トランプは、不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ破産寸前まで追い込まれていた。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。勝つためには手段を選ばない冷酷な男として知られるコーンは意外にもトランプを気に入り、「勝つための3つのルール」を伝授。コーンによって服装から生き方まで洗練された人物に仕立てあげられたトランプは数々の大事業を成功させるが、やがてコーンの想像をはるかに超える怪物へと変貌していく。
弁護士コーン役に「ジェントルメン」のジェレミー・ストロング。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
2024年製作/123分/R15+/アメリカ
原題または英題:The Apprentice
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2025年1月17日
スタッフ・キャスト
- 監督
- アリ・アッバシ
- 製作
- アリ・アッバシ
- ルイス・ティスネ
- ルース・トレイシー
- ジュリアン・フォード
- ヤコブ・ヤレク
- ダニエル・ベーカーマン
- 製作総指揮
- リー・ブローダ
- ニール・マシソン
- アンディ・コーエン
- ヌーア・アルファラー
- グレッグ・デニー
- ガブリエル・シャーマン
- ニーブ・ファガン
- レビ・ウッドワード
- トーステン・シューマッハー
- コンプトン・ロス
- フィル・ハント
- フレッド・ベネンソン
- ジェームズ・シャニ
- エイミー・ベアー
- 脚本
- ガブリエル・シャーマン
- 撮影
- キャスパー・タクセン
- 美術
- アレクサンドラ・マリンコビッチ
- 衣装
- ローラ・モンゴメリー
- 編集
- オリビア・ニーアガート=ホルム
- オリビエ・ブッゲ・クエット
- 音楽
- マーティン・ディルコフ
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