ウェストパームビーチ(米フロリダ州)
同氏は7日、グリーンランド獲得のためには軍事力や経済的措置の利用を排除しない姿勢を示した。
内部情報に詳しいある関係筋は、グリーンランド獲得のためにトランプ氏が軍事力を行使する可能性は低いが、外交や経済で圧力をかけるといった他の手段の利用は本気で考えていると指摘。
同筋は「真の功績は米国の領土拡大だ。米国は過去70年間、全く領土を拡大していない。(トランプ氏は)その点についてよく話している」と述べた。
米国の50州のうち、アラスカとハワイは1959年に、当時のアイゼンハワー大統領の下でそれぞれ49番目、50番目の州となった。
トランプ氏に近い別の関係筋は、昨年11月の大統領選で同氏が勝利した後に陣営幹部がまとめた外交政策の優先リストを見たが、ひときわ目を引いたのが「グリーンランドの購入」だったと語る。
米長官、トランプ氏批判 グリーンランド購入否定
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ブリンケン米国務長官(ロイター=共同)
【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は8日、トランプ次期大統領がデンマーク領グリーンランド購入に意欲を示し、軍事力行使の可能性を排除しなかったことについて「良い考えではない」と指摘し、実際に購入することはないと述べた。訪問先のフランス・パリでのバロ外相との共同記者会見で語った。
現職の国務長官が次期大統領を批判するのは異例。
ブリンケン氏は「同盟国と協力した時にこそ米国はより力強くなり、より良い結果をもたらす」と話し、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のデンマークと連携し続けると強調。
購入構想を話題にして「多くの時間を無駄にすべきではない」と訴えた。
トランプ氏がカナダを米国の51番目の州にすると主張していることに関しても「実現しない」と断言した。
トランプ氏は7日、大部分が北極圏に位置し、戦略的に重要なグリーンランドについて、米国の安全保障のために必要として購入への意欲を表明。
米国領にするため軍事力や経済的圧力を使うかと問われ、使わないとは「保証できない」と含みを残した。
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