夢の中の創作

2024年12月06日 05時52分09秒 | 日記・断片

彼女と言っても、夢の中の彼女である。

「この創作、君をモデルにしたよ」

「私を?」

大学の中講堂の一番後列の席が、彼女の指定席みたいな居場所だった。

共産党員の彼女は美系だが学友たちに敬遠されていた。

当然、社会主義よりは、人間中心の民主主義が我々の生活観であり、世界観だった。

夢の中であるが、彼女は400字の原稿用紙の俺の創作の「女の生き方」を読み始める。

「いいわね」と彼女が読みながら微笑む。

午前6時セットの目覚まし時計鳴って、目覚める。

「女の生き方」は夢の創作であったのだ。


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