思い返せば、画家の岡本太郎さんの影響を少なからず受けように思う。
ある時期に、開き直ったのである。
初めは、片木奈緒里(ひらきなおり)をペンネームとした。
だが、片木はかたぎとしか読めないので、平木奈緒里とした。
「自分の中に毒を持て」と太郎さん
あなたは“常識人間”を捨てられるか?と問いかける岡本さん
彼は信念のとおり、「人に好かれない絵を描き、発言し続けてきた」
つまり、マイナスの方の道を選び、生きてきたのだ。
今までの自分など蹴飛ばすしてやる。
そのつもりで、人生はちょうどいい、と開き直ったのである。
自分に忠実に生きたいなんて考えるのは、むしろいけない。
忠実なて言葉はあまり使ってもらいたくない。
自分自身の最大の敵は他人ではなく自分自身。
自分と闘えば、逆にほんとうの意味での生き方ができる。
同僚に対しても、また会議の席で、本当に言いたいことを言うべきか、人は迷う。
だが、あえて「危険な道をとる」のが太郎さの生き方。
実は作家の瀬戸内晴美さんは若い頃、岡本太郎の発言を聞いて、大きなショックを受けたが、それ以来、「危険道」「本当の道の方向へ進みたい」と決意し、それを実行していく。
「道で仏に出会えるのか?出会うのは己自信なのだ」
京都会館で、2000人か3000人の僧侶が集まる催いで、講演を頼まれだ岡本さんは言い切ったのだ。
「型の上にアグラをかいているから、禅がかつての魅力を失ってしまったのではないか」
「命を賭けて運命に対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのだ」
「一度死んだ人間になれ」
僧侶たちも度肝も抜かれる。
「情熱から生きがいがわき起こってくるんだ」
「瞬間瞬間に情熱をほとばしらせ、現在に充実することだ」
成功するより、むしろ「失敗に賭けるんだ」
「人間は生死を越えた絶対感によって生きなければだめだ」
「自分がほんとうに生きている手ごたえをもつことが、プライドなんだ」
「弱い人間とか未熟な人間のほうが、はるかにふくれあがる可能性をもっている」
「成功しない人間のほうがはるかに充実していける」
ニブイ人間だけが「しわせ」なんだ。
「芸術んてもの、それをみきわめて捨てるところから、開けるのだ」
「好かれるヤツほどダメになる」
「とにか、みんな自分を大事にしすぎる」
「中途半端は駄目だ」
「失ったときから愛は始まる」
「親子の間にも、人間と人間の対決がなければならない」
「芸術はきれいであったはいけない。うまくあっていけない。心地よくあってはいけない。それが根本原則だ」と。
「いいわね」というのは、つまり「どうでもいい」というのと同じことだ。
「美しい感動。だが不気味だ。芸術のよろこびは、全存在が危機にされる時に吹き起こるのだ」
「政治家よ、エコノミストよ、官僚よ、もっと人間になってほしい。そして芸術家に」
「失った人間の原点をとりもどし、強烈に、ふくらんで生きている人間が芸術家なんだ」
“芸術は爆発だ”
「自分を笑ってごらん」
「宗教、それを今日生きかえらせうるのは“芸術”であろう」
「死ぬのもよし。生きるもよし。ただし、その瞬間にベストをつくすことだ。現在に、強烈にひらくべきだ。未練がましくある必要はない」
ある時期に、開き直ったのである。
初めは、片木奈緒里(ひらきなおり)をペンネームとした。
だが、片木はかたぎとしか読めないので、平木奈緒里とした。
「自分の中に毒を持て」と太郎さん
あなたは“常識人間”を捨てられるか?と問いかける岡本さん
彼は信念のとおり、「人に好かれない絵を描き、発言し続けてきた」
つまり、マイナスの方の道を選び、生きてきたのだ。
今までの自分など蹴飛ばすしてやる。
そのつもりで、人生はちょうどいい、と開き直ったのである。
自分に忠実に生きたいなんて考えるのは、むしろいけない。
忠実なて言葉はあまり使ってもらいたくない。
自分自身の最大の敵は他人ではなく自分自身。
自分と闘えば、逆にほんとうの意味での生き方ができる。
同僚に対しても、また会議の席で、本当に言いたいことを言うべきか、人は迷う。
だが、あえて「危険な道をとる」のが太郎さの生き方。
実は作家の瀬戸内晴美さんは若い頃、岡本太郎の発言を聞いて、大きなショックを受けたが、それ以来、「危険道」「本当の道の方向へ進みたい」と決意し、それを実行していく。
「道で仏に出会えるのか?出会うのは己自信なのだ」
京都会館で、2000人か3000人の僧侶が集まる催いで、講演を頼まれだ岡本さんは言い切ったのだ。
「型の上にアグラをかいているから、禅がかつての魅力を失ってしまったのではないか」
「命を賭けて運命に対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのだ」
「一度死んだ人間になれ」
僧侶たちも度肝も抜かれる。
「情熱から生きがいがわき起こってくるんだ」
「瞬間瞬間に情熱をほとばしらせ、現在に充実することだ」
成功するより、むしろ「失敗に賭けるんだ」
「人間は生死を越えた絶対感によって生きなければだめだ」
「自分がほんとうに生きている手ごたえをもつことが、プライドなんだ」
「弱い人間とか未熟な人間のほうが、はるかにふくれあがる可能性をもっている」
「成功しない人間のほうがはるかに充実していける」
ニブイ人間だけが「しわせ」なんだ。
「芸術んてもの、それをみきわめて捨てるところから、開けるのだ」
「好かれるヤツほどダメになる」
「とにか、みんな自分を大事にしすぎる」
「中途半端は駄目だ」
「失ったときから愛は始まる」
「親子の間にも、人間と人間の対決がなければならない」
「芸術はきれいであったはいけない。うまくあっていけない。心地よくあってはいけない。それが根本原則だ」と。
「いいわね」というのは、つまり「どうでもいい」というのと同じことだ。
「美しい感動。だが不気味だ。芸術のよろこびは、全存在が危機にされる時に吹き起こるのだ」
「政治家よ、エコノミストよ、官僚よ、もっと人間になってほしい。そして芸術家に」
「失った人間の原点をとりもどし、強烈に、ふくらんで生きている人間が芸術家なんだ」
“芸術は爆発だ”
「自分を笑ってごらん」
「宗教、それを今日生きかえらせうるのは“芸術”であろう」
「死ぬのもよし。生きるもよし。ただし、その瞬間にベストをつくすことだ。現在に、強烈にひらくべきだ。未練がましくある必要はない」