仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

2024年夏の学び1・・・家系図づくり

2024年09月15日 | 修養

 2024年の夏も学びが多かった。

 1つめが、家系図づくりである。

 

 7月上旬に、日本講演新聞の水谷もりひと氏の講演を聞いた。

 水谷氏は、4代前までの曽祖父母を調べ、名前を書き、拝んでいるそうである。

 水谷氏は

 「もともと日本は、太陽信仰(お天道さまが見ている)と先祖崇拝が根付いている国である」

 「しかし、ご先祖様の名前を知っている人は少ないのではないか?」

 と、言われていた。

 

 言われてみればその通りである。

 お墓参りや仏壇を拝むのはよくしている方だと思うが、自分には何という名前の爺ちゃんや婆ちゃんがいたのかはよく知らなかった。

 せいぜい父方の四代くらい前までである。

 

 せっかくなので、夏の間に調べてみようと考えた。

 どうすれば、自分のご先祖様がわかるのか? 

 

 それは、「市役所で調べてもらう」である。

 

 市民課に行き「家系図を調べたいので、戸籍謄本をください。」と言えばよい。

 自分は、父方も母方も調べてもらった。

 法律では、戸籍の保存期間は150年だそうな。

 ということは、1874年(明治7年)に作られた戸籍までは残っていることになる。

 もちろん、戦争や天災などが理由で残っていない戸籍もあるだろう。

 

 結局26通の戸籍謄本を出してもらえた。

 除籍謄抄本 24通(750円✕24)

 戸籍謄抄本  2通(450円✕ 2)

 合計18900円もかかってしまった。

 しかし、これで自分のご先祖様がわかるのである。

 

 名前を確かめて拝むことができる。

 

 そもそも自分はご先祖様に感謝する気持ちが人一倍強いと思っている。

 書き出してみると、4代前のご先祖様(16名)まですべて判明した。

 一番さかのぼれたのは6代前である。

 

 文政10年(1827年)生まれのご先祖様がいる。

 天保元年(1830年)生まれもいる。

 この方々は、天保の大飢饉も経験されたことだろう。

 名前を見ると、長右衛門、善左衛門、善兵衛、ケサ、ムメ、チヨツルなどがある。

 「こんなご先祖様とつながっているのか!」と感慨深い気持ちになる。

 

 当たり前だが、これらのご先祖様の誰が一人欠けていても自分はこの世に存在しないことになる。

 命をつないでいただき、まことにありがたい気持ちになる。

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今年の夏の学びは何にしよう・・・その前に2023年夏の学びを振り返る

2024年07月16日 | 修養

 もうすぐ夏がやってくる。

 今年の夏は、どんな学びをしようか。

 

 その前に、昨年度はどんな学びをしたのかを振り返ってみよう。

 主な学びは、次の6つだったかなあ。

 

1 自己理解について学んだこと

 「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」の本を読み、自分自身の「価値観」「得意なこと」「好きなこと」の分析をした。

 具体的には、これらの3つについて、本に書いてある質問に対して答えを書き出していった。

 書くことで、今まで見えていなかった自分の価値観や得意なこと、好きなことが整理できた。

 さらに、無料カウンセリングに申し込み、90分間のカウンセリングを受けることで、さらに自己理解が深まった。

 (無料カウンセリングは、その後に「営業」をされるかもしれないと構えていたが、そんなことはなかった)

 

 八木仁平氏の著書「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」は、この夏一番の学びになる本だった。おすすめです。

 自分自身についての理解が深まります。

 この本に書いてある内容は、義務教育段階で教えるべき内容だと思う。

 

2 味噌づくりを実践した。

 自分でも美味しい味噌を作ってみたかった。

 材料にもこだわって。

 味噌づくりに必要なのは、大豆、麹、塩の3つ。

 大豆は秘伝豆を使った。(本当にそういう名前の豆だった。青っぽい色をしていて甘みが強い)

 塩は、天日海塩

 麹は、生協に売っていた低温乾燥麹

 3か月後は、美味しい味噌が食べられと思う。

 作ってみて、とても楽しかった。

 子どもたちが小さい頃に一緒に作ると喜んだだろうし、食育もできただろうなあと思う。

 この楽しさを親子で味わえる「味噌づくり体験教室」をいつか開催したい。

 

3 メルカリで本を売る準備をする

 これまでに読んだ本やCDのうち、手放そうと考えているものをメルカリで売る準備をした。 

 古今亭志ん朝さんのCDや向山洋一さんの本などである。

 どちらもまだまだ活用できるものなので、若い人にぜひ触れてほしいと思っている。

 メルカリで売るにしても知識が必要である。

 写真や説明なども準備しなければならない。

 そんな準備をするのに良い夏休みになった。

 

4 カーナビのデータ更新

 カーナビのデータを更新できないかと考えて半日試行錯誤。

 結局高いお金をかけるよりも、スマホで検索することにした。

 半日の時間は無駄ではなかったと思いたい。

 

5 テレビ受信設備の処分

 以前からテレビを見なかったので、テレビなどの受信設備は処分した。

 NHKにも連絡して受信契約を解約した。

 まとまった時間がある夏休みにできたのは良かった。

 

6 菌ちゃん農法での土作り

 大事なことを忘れていた。

 以前からやってみたかった土作りをした。

 これ以外にもなんやかんやあった。

 自分としては充実した夏休みになったと思う。

 

 

 さて、2024年の夏は何をして遊ぼうか・・・いや、学ぼうかなあ。

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体験にお金を使う

2024年07月01日 | 修養

 5月の母の日は、「何も要らんよ。」と言われたので、体験をプレゼントした。

 どんな体験かというと、「整骨院での治療体験」である。

 

 自分が普段行っている整骨院の先生は、腕がいい。

 日頃から「腰が曲がってきた」「腰が痛い」「肩が痛い」と言っている母を、以前から連れて行きたいと思っていた。

 

 連れて行った後は、

 「まこち腰が軽くなったがよ(本当に腰が軽くなったよ)」と言われ、感謝された。

 

 モノを贈るよりもきっと良かったと思う。

 

 今後考えているのは、

「服を買ってあげて、お出かけして食事をする。(父母ともに)」

「家の片付けを一緒にしてあげて、片付いたすっきり感を味わってもらう。」

というところだろうか。

 

 

 自分自身に関しても、体験や学びを重視してお金を使うようにしたいと考えている。

 

 例えば、今年は梅が不作で高かった。

 実家の梅もほぼ収穫できなかった。

 

 しかし、高くても梅を買った。合計5㎏ほどだろうか。

 

 その梅で「もの作り体験」をするためである。

 「梅干しづくり」

 「ウォッカ梅酒づくり」

 「梅サワーづくり」

 「梅味噌づくり」

 「醤油梅づくり」と、いろいろな体験をした。

 

 いずれは、こういった昔ながらの「もの作り体験教室」を開きたいと考えているので、立派な自己投資でもある。

 

 これからは、「モノを買うためにお金を使う」ではなく、「体験や学びのためにお金を使う」というお金の使い方を重視したい。

 

 モノがあふれてきているこの世の中は「体験にお金を使う」という価値観は、もっと重視されるようになる気がする。(もうされているかな?)

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給特法の改正で残念な点はこれです

2024年05月15日 | 学校経営

 給特法の改正について思うことがある。

 

 なぜ教職調整額の増額をするのか?

 教職調整額とは、時間外勤務の多少に関わらず、一律に支給される手当である。これまでは、給与の4%だったが、今回の改定で10%となった。

 30万円の給与をもらっている人は、4%だった1万2千円から、10%の3万円に増額となる。

 だからと言って、

 「これまで45時間の時間外勤務を1万2千円で働いていたから3万円にしますね」

 と言われてもうれしくないだろう。

 

 (45時間だった場合、「4%で時給266円だったから 10%の時給666円にしますよ」ということである。)

 

 

 それよりも、時間外勤務を必要としないような環境作りをしてほしい。


 何よりも教職調整額の増額では、勤務していても勤務ではない「自主的」な活動であるという解釈を残存させてしまい、実効的な対策がとれないのではないだろうか。


 時間外勤務手当を支給するというのは、時間外勤務に対してコスト意識を与え、時短に取り組ませる仕組でもある。

 定額で支払う教職調整額が引き上げられても、文科省は長時間労働削減に向けて努力しようとする意欲はわかず、むしろ「教職調整額が引き上げられたのだから構わない」と現状の長時間労働を追認する意識さえ生みかねない気がする。

 


 文科省をはじめとする行政は、学校の職員が疲弊していることに気づいていただきたい、直視していただきたい。

 このままでは、人材確保ができずに、公立学校の教育力は低下する一方になるだろう。

 

 私は、これからの公教育にはかなり悲観的な見方をしている。


 教員の長時間労働が社会問題化され、深刻な教員不足にまで至っている現状の改善を進めるには、教職調整額の増額ではなく、時間外勤務の時間数に応じて時間外勤務手当を支給するという制度が望ましいと考える。

 

 もしくは、正規雇用の人数を増やし、学級担任が授業づくりに集中できるような人員配置が望まれる。

 

 教職は、本当にやりがいがある職である。

 

 しかし、そのやりがいを感じる前に疲弊してしまっている人が多くなってしまっている。

 

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「校長の話」をする際の心がけ・・・PTA総会の場合

2024年04月23日 | 学校経営

 校長職になると、話をする機会が多い。

 先日もPTA総会の場で「校長の話」が設定されていた。

 話をする際に心がけていることをまとめると次のようになる。

 

○ 長すぎない(1分~3分)

○ 言っても言わなくてもいいことは省く

○ その場にいる方々への感謝を伝える

○ その会の目的や意義に繋がる話をする

 

 この四月に転勤したばかりなので、初めて会う保護者も多い。

 自己紹介も兼ねての話となる。

 次のような組み立てで話すことにした。

○ 参加のお礼

○ 自己紹介

○ 日頃のPTA活動へのお礼

○ 保護者の愛情やPTAの方々の努力は児童にどのように影響しているか

○ 教育活動やPTA審議へのお願い

 

 原稿は次の通り。

 

                  令和6年度 ○○学校PTA総会 校長挨拶
                                                            令和6年4月○○日

 皆様、こんにちは。本日は、ご多用のところ、参観授業、学級懇談、PTA総会に御出席いただき、誠にありがとうございます。


 本年度から○○学校の校長を務めさせていただきます、○○ ○○と申します。
 私のこども4人も皆この○○学校を卒業しました。4年前まで私もこの○○学校の保護者でした。今度は職員としてお世話になるということで、とても驚きましたが、同時にとても光栄に感じております。

 前任の○○校長先生からは、次のようにお聞きしました。「○○学校の保護者の方は、本当に学校のため、子供達のために協力してくださいます。すごいです。」とお聞きしました。 本当にありがたいです。心より感謝します。

 

 私は、4月から保護者としてではなく、校長という立場で○○学校の子供達に関わることになったのですが、印象を少しお話しさせていただきます。

 それは、「○○のこどもは、愛情をたくさん注がれて育てられている」という点です。
 例えば校内で掃除をしていると、手伝いましょうか?と言ってきます。
 また、ブランコの水たまりに砂入れの作業をしていたら、何人も手伝いに来ました。
 廊下を歩いているときの挨拶や会釈がとても丁寧です。
 教室に入ると笑顔で会釈をしてくれます。

 とても温かいです。殺伐とした雰囲気、冷たい態度とは真逆です。

 とても温かな接し方ができるのはなぜか?

 それは、子供達が家庭や地域で温かく接してもらっているからだと考えます。
 自分は愛されているという自覚がある人は、周りの人にも温かく接することができます。

 

 家庭はもちろんですが、地域の方々やここにいらっしゃるPTAの方々も、○○学校の子供達のために力を尽くしてくださっていることを、○○学校の子供達も感じているのではないでしょうか。

 

 そんな○○学校の子供達が健やかに過ごせるように、より賢く、より優しく、よりたくましく育つように、全職員で精一杯つとめます。

 

 この1年間、よろしくお願いいたします。

 

 また、本日のPTA総会のご審議もよろしくお願いいたします。

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