自分は若い頃、あまり泣くことはなかった。鈍感なのだろうかと思ったこともある。
しかし、30を超えた頃から、変わってきた。泣いてしまうときがあるのだ。
「利他」の精神が分かると、涙が出てしまう。分かっていても泣いてしまうのである。
涙が出てくる「ツボ」は人それぞれ違うのだろう。
利他の心で行動している人を見たり、言葉を聞いたりすると、すぐに涙が出てしまう。
例えば、鹿児島の「知覧特攻平和会館」に行くと、間違いなく涙が出る。どんな手紙があるかは、何回も何回も読んでいるので分かっているのだけれども、涙が出る。
職場でも、友達のために頑張ろうとする子どもを見ると、泣けてしまう。
不意に涙が出るので、自分でも慌ててしまう位である。
きっとそういう考え方、生き方に惹かれているのだろう。