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「体育座り」では綺麗な姿勢は保てない

2016年11月25日 | 保健体育
 通称「体育座り」という座り方がある。

 必ず腰が曲がってしまう座り方である。だから、自分は子供にこの座り方をさせないように心がけてきた。

 させてきたのは、基本的には、正座である。腰骨が立つ綺麗な姿勢を保ちやすい。

 ところで、通称「体育座り」なるものは、もともとどんな資料に書いてあるか。

 それは、「集団行動の手引き」(文部省)に書いてある。

 体育座りを指導する際に気をつけることも書いてある。読んでみてびっくりした。次のように書いてある。

 「腰をおろしている時、背中が丸くならないよう、背筋を伸ばさせる。」

 この「体育座り」をさせる時は、背筋を伸ばすように指導せよ。ということである。

 背筋を伸ばすのは大切である。異論はない。

 ただ、この文を書いた人は、きっと自分では体育座りをしたことがない人である。

 やってみれば分かる。体育座りで背筋を伸ばすのは至難の業である。

 百歩譲って、この文を書いた方が「自分はできる」というならば、できるかもしれない。

 しかし、体育座りを子供に指導したことは絶対にない人である。

 体育座りをして背筋を伸ばせる子は、1割もいない。1%もいないかな?

 できもしないことを書いてあることにびっくりした。

 この体育座りは、体によくないと考えている。

 日本全国に広まってしまった「体育座り」だが、子供にはさせたくないなあ。
 
コメント
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