跳び箱の授業で、若手教師が笛を吹いていた。
何の笛だろうと思ってみていると、どうやら技のスタート合図らしい。
教師の笛の合図で、技を始めるという決まりにしているとのことだった。
むかし、ドリフのコントでは見たことがあった。いかりや長介の笛の合図で、マット運動をするコントである。
笛を吹いてスタートさせるのを、久しぶりに目にした気がする。
どうしてそんな合図にしたかを尋ねると、
「前時で、子供達がどんどんスタートしていって危なかったので。」
とのことだった。
安全に配慮するのはいい。大事なことである。しかし、問題点がある。
教師の笛の合図で技を始めるのならば、子供達には、技をいつ始めれば安全かという判断力は育たない。
そこで、次のようにしてもらうことにした。
1 技が終わったら、マットを降りる。マットがずれていないかを確かめ、(ズレていれば整える。)
2 スタートラインで待っている次の人に、合図を出す。
「終わりました。」
3 その合図で、次の人は、「始めます。」と言って技を始める。
4 技が終わったら、「1」に戻る。マットを降りる。
こうすれば、ぶつかることはない。しかも、自分たちで、どんどん練習できる。
おまけ
練習して、自分たちで練習できるようになった頃、次の条件も加えた。
「跳び箱の技ができたというのは、綺麗な着地が出来たときですよ。跳び箱を跳べても、着地した後、足がズレたり、手をついたりしたら、出来たとは言えません。」
「着地が安定していない跳び方は、その前の動きも安定していません。」
着地にこだわらせることで、着地だけでなく、その前の着手や踏切も綺麗になっていく。
より安全な跳び方になっていく。
何の笛だろうと思ってみていると、どうやら技のスタート合図らしい。
教師の笛の合図で、技を始めるという決まりにしているとのことだった。
むかし、ドリフのコントでは見たことがあった。いかりや長介の笛の合図で、マット運動をするコントである。
笛を吹いてスタートさせるのを、久しぶりに目にした気がする。
どうしてそんな合図にしたかを尋ねると、
「前時で、子供達がどんどんスタートしていって危なかったので。」
とのことだった。
安全に配慮するのはいい。大事なことである。しかし、問題点がある。
教師の笛の合図で技を始めるのならば、子供達には、技をいつ始めれば安全かという判断力は育たない。
そこで、次のようにしてもらうことにした。
1 技が終わったら、マットを降りる。マットがずれていないかを確かめ、(ズレていれば整える。)
2 スタートラインで待っている次の人に、合図を出す。
「終わりました。」
3 その合図で、次の人は、「始めます。」と言って技を始める。
4 技が終わったら、「1」に戻る。マットを降りる。
こうすれば、ぶつかることはない。しかも、自分たちで、どんどん練習できる。
おまけ
練習して、自分たちで練習できるようになった頃、次の条件も加えた。
「跳び箱の技ができたというのは、綺麗な着地が出来たときですよ。跳び箱を跳べても、着地した後、足がズレたり、手をついたりしたら、出来たとは言えません。」
「着地が安定していない跳び方は、その前の動きも安定していません。」
着地にこだわらせることで、着地だけでなく、その前の着手や踏切も綺麗になっていく。
より安全な跳び方になっていく。