前回は、「「トップガン マーヴェリック」を観ました。・・・おじさんに希望を与えてくれる映画です」を書きました。
面白い映画だったけれども、少し不満もあります。
映画「トップガン マーヴェリック」を純粋に楽しみたい人にとっては、このブログは不快な気持ちにさせるかもしれません。
映画を純粋に楽しみたい人にとっては、不快なブログになるかもしれないので、心配な方はここで読むのをやめていただいたほうがいいと思います。
アメリカ合衆国という国に対しての不満が、映画を見て出てきたのかもしれません。
では、書いていきます。
「不満がある」というのは、以下の2点である。
1 先制攻撃は許されるのか?
核燃料プラントを稼働しそうな国を、「アメリカの敵」と判断して、先制攻撃(しかも不意打ち)を仕掛けるのは許されるのだろうか?
完全に先制攻撃である。
アメリカという国は、「あの国は悪い国だ」と、一方的に決めつけて攻撃する国だと考えている。
例えば、アメリカは2003年にイラクに先制攻撃を仕掛けた。
理由は、「イラクが大量破壊兵器を保有している」である。(結局大量破壊兵器は見つかっていない)
そもそも大量破壊兵器を所有していたとしても、アメリカ自身が大量破壊兵器を有している国である。
昔の日本も、アメリカから「悪」と決めつけられてきた。
この映画では、せめて自分たちが先制攻撃をするだけの理由が語られてほしかった。
2 ターゲットになったプラント施設では、多くの人が亡くなっただろうなあ。
ターゲットとなったプラント(地下の工場?)を爆破するシーンが有る。
難関をクリアして、やっと攻撃を成功させたシーンである。
爆破の瞬間、快哉を叫んでしまうような場面であるが、自分は怖かった。
「この地下の工場には、きっと多くの人が働いていたのではないかなあ。」と思ってしまったからである。
映画では、ターゲットの場所に人は出てこない。
でも、きっと地下には多くの人たちがいたのではないかなあと想像してしまうのである。
映画「トップガン マーヴェリック」は面白かったのだけれども、不満もあります。
こんな映画の見方をしている自分は、ひねくれているのでしょうか。