前回のブログでは、「校長の話」として心がけている事を書いた。
その心がけに気をつけて、陸上大会の開会式での「会長の話」原稿を作ったのだが、当日の児童の様子や状況を見て、話を少し変えた。
皆さん、おはようございます。
こうやって〇〇地区のみんながそろって陸上大会ができることに、感謝しています。
〇〇地区のお友達や先生方は、台風で道路が壊れていて、迂回路を使うと5時間以上かかるので、昨日の夜は、会場の近くに宿泊したそうです。
他の地区の人も被災して、まだ以前の生活には戻っていない人がいます。
感染症の流行や台風災害などがあったので、このようにみなさんと大会ができるのは当たり前のことではない、ありがたいことだと思います。
さて、皆さんは、この陸上大会は、何のために行うのかを知っていますか?
(しばし間を取る。)
主に2つの目的があります。
(さらに間を取る。)
1つ目は、自分の記録に挑戦するためです。少しでも良い記録を出し、体力を高めるためです。
2つ目は、仲良くするためです。
今日は、他の学校の友達もいます。
自分の学校や他の学校の友達と、仲良くするためです。
別に難しいことをするわけではありません。
これまでに練習してきた成果を十分に出して、友達と協力しながら競技を楽しめば良いのです。
先ほど見ていたら、他の学校の友達と遊んだり、準備運動をしていたりしていました。
すでに仲良く活動ができていますね。素晴らしいと思います。
それでは、ここで、一言、お礼を申し上げます。
〇〇様をはじめ、来賓の皆様のご臨席、誠にありがとうございます。
また、校長会の先生方、教育委員会の職員の皆様、各学校の先生方、本日は、運営面での御協力もしていただきます。ありがとうございます。
そして、保護者の皆様、本日はご来場ありがとうございます。ベストを尽くして協議をする児童に応援宜しくお願いいたします。
では、児童の皆さん、自己ベストの更新目指して、仲良くがんばりましょう。
これで、話を終わります。
当日仕入れた情報や児童の様子を取り入れながら、話をした。
また、こちらから一方的に話すのではなく、問いかけることで、目的をより意識してもらえるようにした。
児童の聞く態度が素晴らしかったので、話がしやすかった。