2024年の夏も学びが多かった。
1つめが、家系図づくりである。
7月上旬に、日本講演新聞の水谷もりひと氏の講演を聞いた。
水谷氏は、4代前までの曽祖父母を調べ、名前を書き、拝んでいるそうである。
水谷氏は
「もともと日本は、太陽信仰(お天道さまが見ている)と先祖崇拝が根付いている国である」
「しかし、ご先祖様の名前を知っている人は少ないのではないか?」
と、言われていた。
言われてみればその通りである。
お墓参りや仏壇を拝むのはよくしている方だと思うが、自分には何という名前の爺ちゃんや婆ちゃんがいたのかはよく知らなかった。
せいぜい父方の四代くらい前までである。
せっかくなので、夏の間に調べてみようと考えた。
どうすれば、自分のご先祖様がわかるのか?
それは、「市役所で調べてもらう」である。
市民課に行き「家系図を調べたいので、戸籍謄本をください。」と言えばよい。
自分は、父方も母方も調べてもらった。
法律では、戸籍の保存期間は150年だそうな。
ということは、1874年(明治7年)に作られた戸籍までは残っていることになる。
もちろん、戦争や天災などが理由で残っていない戸籍もあるだろう。
結局26通の戸籍謄本を出してもらえた。
除籍謄抄本 24通(750円✕24)
戸籍謄抄本 2通(450円✕ 2)
合計18900円もかかってしまった。
しかし、これで自分のご先祖様がわかるのである。
名前を確かめて拝むことができる。
そもそも自分はご先祖様に感謝する気持ちが人一倍強いと思っている。
書き出してみると、4代前のご先祖様(16名)まですべて判明した。
一番さかのぼれたのは6代前である。
文政10年(1827年)生まれのご先祖様がいる。
天保元年(1830年)生まれもいる。
この方々は、天保の大飢饉も経験されたことだろう。
名前を見ると、長右衛門、善左衛門、善兵衛、ケサ、ムメ、チヨツルなどがある。
「こんなご先祖様とつながっているのか!」と感慨深い気持ちになる。
当たり前だが、これらのご先祖様の誰が一人欠けていても自分はこの世に存在しないことになる。
命をつないでいただき、まことにありがたい気持ちになる。