今日の「 お気に入り 」は 、平松洋子さんのエッセイ
「 なつかしいひと 」( 新潮社 刊 ) から「 ぎんのうを 」と
題した小文の一節 。
備忘のため 、抜き書き 。
引用はじめ 。
「 サヨリは うすい
サヨリは ほそい
ぎんのうを サヨリ
きらりと ひかれ
つきよの かはに
だれだれ でてる
さざなみ こなみ
ちらりと ひかれ
サヨリの うちは
まみずか しおか
つめたい サヨリ
みづのたま はけよ
サヨリは うすい
サヨリは ほそい
ぎんのうを サヨリ
おねえさまに にてる
『 サヨリ 』 北原白秋
さより を見るたび 、白秋 のこの詩を思い出す 。 」
引用おわり 。
( ´_ゝ`)
( ついでながらの
筆者註: 「 サヨリ( 鱵 、細魚 、針魚 、針嘴魚 、水針魚 、
竹魚 、長鰯 、学名:Hyporhamphus sajori )
は 、ダツ目・サヨリ科の海産魚 。沿岸の海面近くに
生息する細長い魚で 、食用魚でもある 。季語 、三春 。( さんしゅん )
特 徴
全長は 最大40センチメートルほどで 、同じ ダツ目 の
サンマ とよく似た細長い体型をしている 。
サヨリ科 一般の特徴として 下顎が長く突き出し 、
上顎は小さな三角形の弁状にしか過ぎないが 、
この一見アンバランスな形の口器の適応的意義は
よくわかっていない 。ただ 、同じ トビウオ上科のトビ
ウオ類も 、稚魚のときに同じような下顎の伸張が
起こることが知られている 。この下顎の先端は生き
ているときには赤い 。背中は青緑色だが 腹側は
銀色に輝き 、筋肉は半透明である 。
腹膜は真っ黒で 俗に 『 見かけによらず腹黒い人 』
の代名詞 とされることもあるが 、これは筋肉が
半透明で光を透過しやすい魚によく見られる現
象で 、恐らく腹腔内に光が透過するのを防ぐ適応
とみられる 。( 後 略 ) 」
「 中国でも 、山東省で 『 針涼魚( 簡体字 针凉鱼 )
チェンリアンユー 』 、『 馬歩魚( 马步鱼 )
マーブーユー 』 と称して 、渤海湾や黄海で
漁獲され 、流通している 。中国語の標準名は
『 小鱗鱵( 小鳞鱵 )xiǎolínzhēn シアオリンチェン 』 。」
以上ウィキ情報 。)
( サンマのかしら )