物価が上昇する中、もやしと並んで強い味方だったのが
きのこ類でした。
きのこ類は、工場で栽培されているため天候に左右されず、
年間を通じて価格が安定している食材でした。
98円で売られることが多かったきのこ類ですが、
昨年あたりから、100円超えることが増えてきました。
そして、今年に入ってからは、こんな価格に!!
ぶなしめじが158円なんて!! (@_@)
きのこの価格上昇の理由をまとめてみました。
【生産資材の高騰】
●きのこの菌床栽培の基材として使用されるおが粉の価格が高騰している。
これは、おが粉の原料となる広葉樹林の切り手が高齢化で減少し、
広葉樹林の伐採量が減少したため。
●菌床栽培のきのこの培地の原料の大半が輸入品で、
円安などの影響で値上がりしている。
きのこの培地の原料には次のようなものがある。
・おが粉
・米ぬか
・ふすま
・大豆皮
・飼料用トウモロコシの芯
・綿の種の外皮
・砂糖ダイコン
・ソルガムの実
・乾燥おから
【包装資材の高騰】
●パックやフィルムなどの包装資材の価格が毎年高騰している。
【光熱費の上昇】
●原油価格の高騰により光熱費が上昇している。
きのこの生育温度は、種類によっても異なるが、一般的には10~25℃。
湿度は85~90%と言われている。
この温度と湿度の管理が重要となる。
きのこの価格高騰には、それなりの理由がありました。
今まで、お昼ご飯のパスタなどに気軽に使っていましたが、
これからは使う頻度とか量も考えないといけなくなるのかな?
言葉でいうのは簡単だとわかっていて、あえて書くのですが、
きのこの生産資材の国産化を進めることが急務と思われます。