私が今、住んでいる地域は、
イノシシ、鹿、猿、ニホンカモシカなどなど、何でも出没しますが、
先日、静岡市の住宅街に鹿が出没し、
その捕獲に20時間かかったということが話題になりました。
しかも、その住宅街は私の実家の近くで、
出てくる地名はすべて、通っていた小学校の学区内だったので、
この報道は興味深く見守っていました。
自分のための覚書として、
住宅地にまで鹿が出没するようになった理由をまとめてみたいと思います。
1.戦後、鹿の乱獲が行われ、鹿の数が減少しました。
そこでメスを保護することが、60年ほど前まで行われていました。
その結果、鹿の数がまた増加してしまったのだそうです。
2.温暖化で雪が少ないため、自然死の数が減りました。
3.人里付近の農作物をエサとして狙うようになったため、
エサの環境が良くなっています。
4.野犬、ハンターの数が減少したため、外敵が少なくなりました。
獣肉をジビエ料理として食べるということもひとつの手段なのでしょうが、
鹿、イノシシなどが人里に降りてこなくても済むように、
山の環境が戻るのが一番なのではないかと考えたりもします。
捕獲された鹿の写真を貼ることができなかったので、
発見された時のニュース映像をご覧ください。
静岡市の住宅地にシカが出没 日没で捕獲は中断
ニュースで、人里に出没して人間を襲ったクマを、
「駆除」したと表現しているのですが、
受ける被害が厳しいので、その場合の殺処分はやむなしとしても、
その言葉の使い方は、とても気になる今日この頃です。
地球温暖化、獣害、災害の拡大など、色々な問題が起きていますよね。
今まであまり気に留めないできたことですが、
木を植える活動にも協力しなければと考えるようになりました。