昨日第153回芥川賞・直木賞の受賞作が発表されました。
芥川賞にピース又吉さんの『火花』がノミネートされてたおかげもあって、随分注目を集めていたと思います。
私もニコ動で生中継を見ていました。
結果、芥川賞には『火花』と羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』が選ばれ、直木賞には東山彰良さんの『流』が選ばれました。
火花 | |
又吉 直樹 | |
文藝春秋 |
東山 彰良 | |
講談社 |
ミーハーな私は早速『流』を購入しました。
直木賞作品は結構好きだったりするので。
芥川賞作品は純文学ということもあって、これまで読んだことがないのですが、『火花』はなんとなく触れやすそうなイメージもあっていつかは読みたいと思っています。
さてそんなこんなで文学界も盛り上がっているのに水を差したのが、古館伊知郎氏。
昨夜の『報道ステーション』で随分なことを言っていました。
「すごいな、この方々と思うんですけど、それとは別に芥川賞と本屋大賞の区分けが段々なくなってきた感じがするんですけどね」
「なんか明らかに・・・状況的に時代が違うといえばそれまででしょうけどね」
「僕なんかの年代はあれっ?という感じもちょっとするんですよね」
だそうです。
一体何様なんでしょうかね。
明らかにバカにした感じ。
この感じから言えば又吉さんが受賞したからでしょうね。
又吉さんをバカにしてるし、今年の芥川賞をバカにしてるし、芥川賞の選考委員をバカにしてるし、本屋大賞は芥川賞ほど偉くないと言ってるようなもんだし。
お笑い芸人さんが受賞したら何か問題でもあるんでしょうか。
古館氏にとっては芥川賞なるものが随分と格式高くおエライイメージなんでしょう。
本屋大賞は書店の店員さんが選ぶから芥川賞より評価低いんでしょうか。
プロの作家が選ぶ賞とは趣旨が異なりますが、店員さんの目で評価をする賞なのだから読者に近しい賞という位置づけを持っていると思います。
権力に弱い古館氏らしいと言えばらしいです。
皮肉を言うことが自分の役目だと思っているんでしょうかね。
単純に小説が好きな者として、古館氏の発言に相当頭に来ました。