百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

二月一日・うさぎや便り

2016-02-01 | Weblog
 ソウルフード



こんにちは。

うさぎや  店主の岩佐です。
 
 
凍えるような寒気のなかではありますが
 
この寒さに、蒸し器が大活躍で、
 
ほとんど毎日鶏のスープ煮の鍋が鎮座しています。
 
あとはこれにじゃが芋とか九条葱、金時人参を加えた
 
ズッパが毎日、朝晩の常食になります。
 
 
人間には「ソウルフード」っていうのが必ずあります。

 

この言葉自体は米国のアフリカ系の方々の言葉ですが、

 

その意味合いにおいては世界共通でしょうか。

 

日本では郷土料理や「おふくろの味」がそれに該当するのでしょう。

 

幼少期や食べ盛りに「美味しい」と感じた食べ物は、

 

一生涯記憶として残り死ぬまで消えません。

 

グルメ漫画などで「こんな美味いものは今まで食べた事がない」

 

って決まり文句が使われますが、

 

そんな筈はないんですね。

 

「若かりしあの頃に食べたあの味を超える食べ物に出会えない」

 

が本当なんです。

 

今までに食べた事のない味に出会いますと、感激したり、

 

あるいは拒否反応を起こしたり、まぁ軽いカルチャーショックを感じます。

 

新しい味覚に「目が醒めるような思い」をする場合もありましょう。

 

けれど、だからといって人間はそれを今後も食べ続けようとは思いません。

 

思ったとしても、やがて遠のいて行きます。

 

何故でしょう。

 

 

それは出会いよりも記憶を優先させる「人間の仕組み」のせいです。

 

本質的に人は自己本位です。

 

自分の中で組み立てた「決まり」によって世の中と接します。

 

外部から入ってきた情報をその人独自のフィルターに通し、


「個性」「感性」によって再構築されて


「自分の考え方」「行動原理」が出来上がります。

 

それは他人からみれば「思い込み」でしかありません。

 

が、その本人にしてみれば「これが世界そのもの」なんですね。

 

このシステムで明らかな事は、「記憶」の重要性でしょうか。

 

人の行動はメモリによって左右されるって事ですね。

 

このメモリは不思議なことに「最新版」よりも、


「一番最初の経験」を引っ張り出す特性があります。

 

「三つ子の魂百まで」という言葉があります


「初志貫徹」は難しくても、

 

意志とは無関係の「体感」は、まさにこの言葉の通りなのでしょう。

 

人間は「上書き」されるだけの単純な構造ではないようです。

 

 

新しい体験を受け入るのは簡単ではありませんが、

 

人格形成の時期の体験や記憶は常に

 

優先されているという事になります。

 

つまり、早い話が大多数のお客さまの舌は「保守的」なんですね。

 

 

商売の鉄則は「顧客の開拓」「顧客のつなぎとめ」です。

 

次々と新しい事を求めるお客さまに合わせて新開発に追われるのが

 

定めの様にも思いましょうが、

 

そうとばかりは言えません。

 

そのレールに乗れば原則的に「顧客のつなぎとめ」不可能です。

 

他に流れるのは必定です。

 

お客さまの後ろ姿を追いかけ続けるよりも、

 

「戻って来る」のを待つ。

 

人は新しいものに飛びつく習性がありますが、

 

すぐに飽きます。

 

それは食においても同じ事だと思うんですよ。

 

「未来」ではなく「過去の再現」を目指す。

 

「いらっしゃいませ」と言うよりも、


「おかえりなさい」です。

 

新しい味の追求も悪くはありませんが、猫騙しでは不毛。

 

ケバい厚化粧よりスッピン。

 

人様を安心させる道を選びたいのです。

 

 

そして創意工夫はお客さんを満足させる方向に使いたいのです。

 

天才でもないかぎり、「自己満足」で商売はできません。

 

我は抑えて、常に顧客を笑顔で帰すべきでしょう。


 

まあ具体的にどうするかは店主の個性や考え方次第になりますが。

 

一つだけ確実なのはこのやり方で「大規模化」は無理だということです。

 

チェーン展開やマスコミ露出によって「大儲け」は出来ないって意味ですね。

 

すぐに矛盾の波にさらわれて沈没します。

 

口は悪いですが、クーポン屋に騙されて妙チクリンな料理を売ったりするのが関の山でしょうか。

 

大事なのは「顧客」であって、

 

マスコミや「過ぎ去る嵐」ではないと思いますね、

 

私は。

 

 

食べ物商売=「革新」への脱線であります。

 

飲食店は『保守的』なものだと考えています。


「新しいもの」を否定するわけじゃありません。

 

だが「新しもの好き」の方々は飽きるのが早いもんです。

 

食べたり飲んだりするものを販売するのはお客さまが前提の仕事です。

 

けれどもそれはお客さまの「上っ面の行動」追いかけるという意味にはなりません。

 

お客さまが本当は何を求めているのかを考えることです。

 

「最先端」を追うのはキリがありません。

 

今現在輝いてみえても、すぐに陳腐になり色褪せてしまいます。

 

流行とはそんなモノなんですね。

 

条々自戒自守

 

 

 

 

明日、二月二日(火曜日) は通常の 営業日 です。

 

今日も、皆さんの happy な一日を願っています(^-^)

 

ゆったり、ほっこり♪


巻寿司大使・昆布料理研究家・岩佐 優

 

 

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ぎっくり腰系のあなたへ

2016-02-01 | Weblog

ぎっくり腰系のあなたへ。

床に印をつけて、目をつぶって、その場で50回足踏みしてみてください。
目を開けて、印から移動してしまった方向を確認しましょう。
そして、その方向毎のストレッチ処方箋をTarzan見ながらやりましょう!

ちなみに自分は、左右のブレは無かったんだけど、真っ直ぐ直進しましたー☆

それと、靴が片減りしてる人はそれが原因なので「Super feet」という中敷きを靴に入れましょう!
「ビジネスグッズ大全(100%ムックシリーズ)」で中敷きベストワンに選ばれたのでガチです。

 
 
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炙る

2016-02-01 | Weblog




大人気商品の一つである「炙りサーモン」および「炙りホタテ」なんだけど、
この「炙る」という調理方法、英語でいうとなーんだ?


ネットの辞書で引くとGrillとRoastが出てきますな。


Roastはパンや鶏肉をオーブンで焼くイメージなんでこの場合は論外。
こいつは全体を高熱の中に入れてじっくりと焼くことなんで、
オーブンやトースターに限定されてきます。


魚といえばとりあえずGrillが妥当な気もしなくはないでつ。
しかしこのGrillってのは「焼く」であり、つまりGrilled Salmonは「焼鮭」、
お弁当に入ってるあの塩ジャケ状態になってしまうわけでつ。
これは「炙り」という独特の調理法とはちと違いますな。
でもお客さんはこの表現を使ってくることも多いです。
まぁ火をつかってますし表面には焦げ目もつきますし、解り易いですからねー。



炙っているから生ではない、ということからCookという動詞も使えます。
これは単純に「調理する」という意味が生まれるので、
「Raw Salmon(生サーモン)」に対して「Cooked Salmon(調理したサーモン)」
みたいなオーダーを自分が受ければ、炙りのことだなぁと理解できます。時々このオーダーがくる。

が、これは要は「調理してあればなんでもいい」ような表現なんで、
スモークサーモンでもいいし、なんならカルパッチョみたいにちょっと和えるだけでも一応Cookedです。
これもまた「炙り」とは程遠い表現となりますね。



Burnという動詞を使ってみたらどうなるか。
こちらも「焼く」という意味があるので、Grillと同様の意味として扱えるように思えますが、
Grillという動詞が調理に特化した表現なのに対して、こちらのBurnは何でもありの「焼く」です。
なので、ニュアンス的にはかなり強い火でガンガンに焼いた食い物のイメージもあります。
焼肉なんかでIt's burning何ていうと「おい焦げてるぞ!」の意なんで、コゲた食い物が出てきそう・・・。
却下ですね。




Flamedという動詞をつかってみた場合。
これは「炎を発せられた」という意味になってくるので、だいぶ炙りに近い気もします。
が、これはサーモンという「燃料」に火を灯された、みたいな感じにもなりかねない・・・。
これまた「炙り」とはちと違うわけです。
まぁ高校生の頃バイトしていたときはこの表現使ってましたがねー。



じゃぁ何が「炙り」なのか。


多分一番ニュアンスが近い英単語は Sear なのではなかろうかねー。
炙りサーモン=Seared Salmon

Searとは「…の表面を焼く」という意味の動詞で、
これはもう日本語に言い換えれば、ほぼ「炙り」といって差し支えないでしょう。
若干「炙り」という日本語には火力の弱さも含んだニュアンスもあるんですけどねー。
でも「表面を」というニュアンスまで含んだ英単語なんで、かなり近いもんだと思ってます。





簡単に言っちゃえば「焼く」作業も、奥が深いですなー。

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昆布料理・味のもとスタジオ・ 人生に捧げる沁み沁みごはん塾

2016-02-01 | Weblog

 

 

 

おはようございます。

ニ月一日(月)

京都の味と人情と昆布がたっぷりしみこんでいます

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 味のもとスタジオ

 人生に捧げる沁み沁みごはん塾

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一粒万倍(イチリュウマンバイ)

一粒の種から一万倍もの収穫があること。

わずかなものから多くの利益を得るたとえ。
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[ 関東の味、濃口醤油 ]

濃口醤油の誕生は、
17世紀後期から18世紀中期にかけて江戸の人口が
増加したことにより、醤油の需要が増し、
溜醤油の生産が追いつかなくなったことによります。

そこで、銚子や野田において、
大豆と小麦を材料とした江戸っ子好みの
とろみのある濃い味の醤油、
つまり濃口醤油が開発されたのです。

この両地の近隣には関東平野が広がり、
醤油造りで必要な大豆は常陸(硯・茨城県)から、
小麦は下総(現・千葉県北部および茨城県の一部)や
武蔵(現・東京都と埼玉県)から、
塩は行徳(千葉県市川市)から良質のものが手に入り、
それらを江戸川や利根川の水運を利用して運搬
できるという利便性がありました。

さらに、生産品を一大消費地である江戸に運搬するのにも、
この水運が大いに役立ったのでした。

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本日は通常通りの営業です。

今日も、皆さんのhappyな一日を願っています(^-^)

ゆったり、ほっこり♪

巻寿司大使・昆布料理研究家・岩佐 優

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