百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

二月二十九日・うさぎや便り

2016-02-29 | Weblog

「幸せホルモン」
 


こんにちは。
 

 
うさぎや  店主の岩佐です。
 
 
 
暖かな日と冷たい風の日が交互に訪れ、
 
 
 
まさに三寒四温とは今時のことと感じます。
 
 

 
 
「恩送り」という言葉を聞きました。 
 
 
 
「恩返し」ではなく「恩送り」です。 
 
 
 
「恩返し」とは「恩」を与えてもらった人に対して
 
 
 
直接「恩」をお返しするものです。
 
 
 
それに対して「恩送り」とは与えてもらった恩を誰か他の人に「送る」こと。 
 
 
 
自分がしてもらったことを、
 
 
 
自分もまた別の形で他の誰かにすることで「恩」を送って行く。
 
 
 
この考えに立てば、本来二人の間で完結してしまうはずの恩返しが、
 
 
 
人から人へと繋がって、思いやりが連鎖していきます。
 

 

 
人形浄瑠璃・歌舞伎『菅原伝授手習鑑』に「恩送り」という表現が見られます。
 

 
江戸時代では恩送りは普通にあったといわれます。
 

 
<Wikipediaより>
 

 
 
 
思えば私もたくさんの人に、恩をいただいてきたように思います。
 
 
 
しかし、その恩に対してしっかりと恩返し出来た、と思う事はほとんどありません。
 
 
 
中にはもう連絡をとらなくなってしまった人や、
 
 
 
亡くなってしまった人もいますし、
 
 
 
親孝行なんてことを言えば、
 
 
 
気恥ずかしさもあいまってなかなか思うように「恩返し」が出来なかったり
 
 
 
といいますか、両親はもうすでに他界していますが
 
 
 
当時はそれと気付かなかった恩もあるでしょう。
 
 
 
人は、与えられた恩を直接その相手に返せることの方が少ないのではないでしょうか。
 
 
 
いくつもの返せていない恩が、私の胸にひっかかりとなって残っています。
 
 
 
 
 
人が人のために何かをする
 
 
 
この行為はとても感動的で何か胸の奥がじんわりと暖かくなるような思いがします。
 
 
 
この「胸が暖かくなる」ような感覚の正体はなんでしょうか。
 
 
 
「オキシトシン」というホルモンがあります。
 
 
 
別名「幸せホルモン」と呼ばれ、その効果には驚くべきものがあります。
 
 
 
幸福感が増す
 
脳や心が癒されストレスが緩和する
 
不安や恐怖が減少する
 
人間関係を円滑にする
 
学習意欲と記憶力向上
 
感染症予防
 
 
 
 
などなど・・・ざっと上げるだけでなんともすごい効果です。
 
 
 
そもそも、このホルモンは母親が子供に授乳をする際に分泌されることが発見されました。
 
 
 
そのとき母親のストレスが緩和され感染症への耐性があがる
 
 
 
という効果があるということがわかったのです。 
 
 
 
さらに研究が進み、ある行為によって誰にでもこのオキシトシンが出せることがわかりました。 
 
 
 
それが「人のために何かをする」ということだったのです。 
 
 
 
 
 
あの、何とも言えない胸の奥が暖かくなるような感覚
 
 
 
あれはオキシトシンが分泌されている証拠なんです。
 
 
 
そのとき、人は癒され、ストレスや不安は軽減し幸福感を感じるのです。 
 
 
 
「情けは人のためならず」
 
 
 
まさに人のために何かをする、
 
 
 
ということは自分自身をも幸せにする事が出来る行為、ということでしょう。
 
 
 
 
 
人間が人間であるということ
 
 
 
この「人のために何かをする」という行為
 
 
 
とくに、まったく知らない他人に対して何かをする、
 
 
 
という行為は人間だけが行う事の出来る特別な行為なのだそうです。 
 
 
 
2012年放送のNHKスペシャル
 
 
 
「ヒューマンなぜ人間になれたのか」
 
<参考  http://www.at-douga.com/?p=11449>
<参考  http://matome.naver.jp/odai/2132727244743406501>
 
 
 
という番組の中で、ある仮説が紹介されています。
 
 
 
約7万4千年前、まだ人類がアフリカにのみ生きていた時代
 
 
スマトラ島のトマ火山が激しく噴火しました。
 
 
その規模は過去10万年間で最大のものだったといいます。
 
 
 
太陽光は火山灰によって遮られ、
 
 
 
2年間で地球の気温は12度も下がり、
 
 
 
食料を得ることが困難になった人の祖先は絶滅の危機に瀕しました。
 
 
 
わずかに生き残る事が出来た人々は、奪い合うことではなく、
 
 
 
他人と協力する事によって生き残ることができた。 
 
 
 
それは「贈り物」を通して行われたのではないか。 
 
 
 
装飾品として使われていた黒曜石が、
 
 
 
火山の噴火を境にして、
 
 
 
それまで産地から10キロ圏内でしか出土しなかったものが
 
 
 
70キロも離れた地域でも出土するようになっている。 
 
 
 
それまで交流のなかった部族同士が
 
 
 
「贈り物」を通して協力した証拠ではないかと考えられています。 
 
 
 
他人と協力しあう、という行為は動物や細菌にも見られる現象だそうですが、
 
 
 
その範囲は、人間で言えば、血縁や特定の所属するグループに限られています。
 
 
 
人間だけが、まったくの他人に対しても協力や思いやりを持つ事が出来た。
 
 
 
そのおかげで生き残ることが出来、さらに世界中へと人類は拡大したのです。
 
 
 
神戸女学院名誉教授の内田樹氏は、
 
 
 
中沢新一氏との対談本「日本の文脈」の中で、
 
 
 
この「贈り物」すなわち「贈与」ということに関してこのように発言しています。 
 
 
霊長類から分岐して、人類がいちばん最初に獲得した言語は、
おそらく祝福の言葉なんだと思います。
「あなたにはいつまでも存在してほしい」
というメッセージを仲間に向かって繰り返し、
効果的に伝えるような社会制度を、
たぶん人間以外の生物は持っていない。
 
人間の定義はいろいろありますけれど、
僕は「祝福を贈るもの(homobenedictus)」というのも、
人間の定義の一つに採用してよいんじゃないかと思います。
 
 


「恩返し」「恩送り」
 
 
 
それは自分をも幸せにする「オキシトシン」の分泌を促す行為
 
 
 
であると共に人類が、
 
 
 
長い歴史の中で生き残るために獲得した、
 
 
 
人間にだけ乗り越えることの出来た、とても得難い行為なのです
 
 
 
私も、恩送りを心がけたいと思います。
 
 
 

明日、月一日(火曜日) は通常の 営業日 です。

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90歳の料理研究家、鈴木登紀子さんが教える 塩分過多にならない優しい味噌汁の作り方

2016-02-29 | Weblog

とても大正生まれ(90)歳には見えない、料理研究家の鈴木登紀子さん

日々の食卓の常連、中でも塩分が心配なものに味噌汁があります。 
「おだしが大切なのよ。今の方はね、塩辛いお味に舌が慣れちゃっているでしょう。だから、まずはおいしいおだしをきちんととって、上品で優しい味わいに慣れていきましょうね」 
加工食品や外食が続くと舌が塩気に頼りがちになるのは、多くの人が自覚していることでしょう。基本中の基本ですが、より複雑な旨味の集合体であるだしを見直すことが、おいしい減塩生活の第一歩になるのです。


ばぁばに習ったおだしの取り方は下記ソースに 

90歳の料理研究家、鈴木登紀子さんが教える塩分過多にならない優しい味噌汁の作り方。 | トピックス | Croissant Club

90歳の料理研究家、鈴木登紀子さんが教える塩分過多にならない優しい味噌汁の作り方。 | トピックス | Croissant Club
croissantclub.magazineworld.jp

和食のおいしさを損なうことなく、毎日の食卓で存分に楽しみながら、塩分とも仲良くつき合いたい。そんな切なる願いを叶えるべく、大先輩の教えを請うてみようと、御歳90歳の現役料理研究家、ばぁばこと鈴木登紀子さんの自宅を訪れました。笑顔で出迎えてくれたばぁばは、40年以上にわたって出演しているNHK『きょうの料理』で見かける姿そのまま。上品でゆったりとした佇まいにおっとりした語り口。ウイットに富んだ冗談を時折交ぜながら、うふふと微笑む。その若々しさ、失礼ながらとても大正のお生まれには見えません!はて、エイジレスなパワーの源はやはり日々の食事にあるのでしょうか。もしかしたら、独自の減塩方法があるのかも



去年の夏に徹子の部屋出てたよ~


ワンピース可愛いし靴も似合ってる 
90歳でこの衣装着こなせる人はそうそういないよね



上品なばあばとレミちゃんタイプでいくと真逆だよねww 
でもレミちゃん3月で69歳。見た目若いとこは同じかも


ばあば懐かしい。

むかし明石家さんちゃんねるで「さんま、ばぁばのおいしい時間よ」って

コーナーやってたの覚えてる人いるかな 

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こんぶ料理・味のもとスタジオ・人生に捧げる沁み沁みごはん塾

2016-02-29 | Weblog

❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ ❄ 
 
 うさぎやは京都の味と人情と昆布が
 たっぷりしみこんでいます。
 
 
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 味のもとスタジオ 
 
 人生に捧げる沁み沁みごはん塾 
 
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 「酒嚢飯袋」(シュノウハンタイ)
 
大酒を呑み、腹いっぱいに飯を食べるだけで、
 
何の役にも立たない人のこと。
 
___________________________________________
 
 「漬け物は保存食の白眉」
 
 さて、京都では「柴漬け」、「千枚漬け」、
 
 「すぐき」などがあり、京都三大漬物と称されています。
 

 まず、柴漬けは茄子や胡瓜を刻み、
 
 赤紫蘇の葉を加え、塩漬けにした酸味の強い漬物です。
 

 その名は、平家滅亡後、出家して大原・寂光院に
 
 隠棲した建礼門院徳子(高倉天皇の中宮で、
 
 安徳大皇の母。平清盛の娘。1155~1213年)が、
 
 里人の差し入れた漬物が気に入り、
 
 名付けたという伝承があります。
 
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岩佐 優さんの写真
岩佐 優さんの写真
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デンマークに世界初オープンした期限切れ食品専門スーパーが大人気

2016-02-29 | Weblog

 

facebook/WeFood
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デンマーク・コペンハーゲンに今週オープンした、賞味期限切れの食品を専門に扱うスーパーマーケット「WeFood」が、行列ができるほどの人気となっている。

30〜40%の割安価格

世界初といえるこのスーパーは、デンマークでホームレスを支援する非営利団体Fødevarebankenと、キリスト教系の慈善団体DanChurdAidによるジョイントベンチャー。

売られているのは、賞味期限が過ぎ、消費期限が近づいている食品や、形が悪かったり傷があったりして他のスーパーでは売れないような商品だ。

WeFoodではこういった商品を30%〜40%引きで売っている。

ちなみに賞味期限とは「おいしく食べられる期限」であって、それを過ぎたものを売っても違法ではない。

毎朝、開店前から行列が

今月22日にオープンしたWeFoodは「すでに大成功」と、広報担当者は言う。

毎朝、開店前の店頭に「長い行列ができている」そうだ(上の写真)。店内は普通のスーパーマーケットと変わらず、顧客たちの表情は明るい。

facebook/WeFood

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Wefood

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facebook/WeFood

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環境食糧大臣も賛同

デンマークでは毎年70万トンもの食品が無駄に廃棄されている。デンマークの環境食糧大臣は、こうした「ばかげたこと」に歯止めをかけるWeFoodに賛同し、22日のオープニングセレモニーに出席した。

WeFoodは、今後、デンマーク国内に広く店舗展開していく予定だ。

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