乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

174; 『観世流 続謡曲百番集』「藍染川」 観世左近 著 檜書店

2010-11-23 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本



 2010年 174冊目



  『観世流 続謡曲百番集』から  「藍染川」他

       

   



 観世左近 著

 檜書店

 昭和50年4月 5日 第1版発行

 昭和50年4月21日 第21版発行






 

 先日奈良学園前にある大和文華館で観世流謡本「藍染川」の開きいた展示物を観た。

 そんなことも手伝って、今日は『続 観世流謡曲百番集』から「藍染川」を何度か読んで楽しむ。

「藍染川」はわたくしはまだ聴いたことが無いが、演じられることも少ないらしい。


 

 忘れハ草の名にあれど。忘れハ草の名にあれど。忍ハ人乃面影

(そして、名のり。)

 シテ
 これハ一條今出川に住む女にて候。・・・・・・・・・・・・・・



 ああ!能楽が観たい聴きたい。

 去年に引き続き今年も十二月のおんまつり二曲が聞けないのが、恨めしい・・・。

 





 

 

 

 

         大和文華館 ノーフラッシュ撮影可能


 それにしても 大和文華館の所蔵品は素晴らしいものが多い。

 もう少し足しげく通いたい。






コメント (5)
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「もみじ」の語源は未詳      古語大辞典 小学館

2010-11-23 | 民俗考・伝承・講演



         


 新聞は疑ってかかれと学生時代に友人から聞いたことがある。

 情報は自分の手仕事で調べて、納得に近いものを信じるのが良い。

 安直にネット検索記事や書物を切り貼りしても、間違った方向に水は流れる場合がある。

 わかっていつつ、その深みにはまり込んだから、さあ!大変。





 先日「もみじ」という語彙限定の由来を調べていた。

 おおむね言われていることは正しかったことを何冊かのわが家の蔵書の中から引っ張り出して確認した。

 だが、おおむね正しいその内容は、両手で持っても持ちきれないくらいに重い古語大辞典で調べると、【御誌】語源は未詳であった。


 


 【御誌】語源は未詳だが「揉む」と同根で、草木の葉が雨風に揉まれて色づくと関係があるか。動詞「もみつ」の連用形の名詞化したもの。上代は「ち」が清音であったが、中古には濁音化している。類緊名義抄などの訓には濁符がある。「もみぢ」が秋の秋の自然美を代表するものとされるのは。中国の詩文の影響で、万葉集に「黄葉」と表記あいたものが多いのも、彼の国の詩文の語彙の借用であるといわれる。【原田芳起】

  古語大辞典 小学館 引用 (昭和58年12月10日 第1版第1刷発行)





 つまりそう伝えられてはいるが確認がとれてないのである。

 ここに「もみじ」の語源は未詳であると、訂正させていただきます。


   

 
 みなさま

 最後までおつきあい下さいましてありがとうございます。

 又、これを調べるきっかけを下さいましたY様、御礼申し上げます。

 

 みなさまには 心より感謝申し上げます☆


   






コメント (2)
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