秋冬野菜、一挙に種まき、苗植え。残暑のなか熱中症になりそう!
体験農園2年目、いよいよ後半戦に突入。T農園のN氏が春夏野菜の跡地に耕運機をいれ、秋冬用の用地づくりをしてくれたあとを、それぞれが作付計画にそって、肥料を入れ、ウネをつくり、苗をうえたり、種をまいたりする作業をせねばならない。これが短期間に集中し結構大変な作業なのである。去年の反省をもとに、先行で徐々に準備を進めてきた。
春に種イモを植え付けたサトイモと6月ごろ植えた生姜、落花生が収穫まちだがその隣に葉ものの畝をつくる。まず油粕と化成肥料の混合肥料をまいて、鍬で耕し、石ころや木くずなど排除し、溝は10~15センチの深さにして、土面を平らにして畝をつくる。こんな畝をニンジン、ゴボー用、レタス用、大根かぶ用、キャベツ用、白菜用、ブロッコリー用、さらにはネギ用と一挙につくりあげてゆく。これを3~4日にわけてつくりあげてゆく
作業を始める前に農業大学の先生からレクチャーがある。
1、秋冬物の準備種まきはお彼岸までにやってしまうこと。このお彼岸の23日が分岐点。
2、うまく育てる基本は草取り(やさいづくりの70%)と虫対策。防虫ネットのタイミングを間違うとネット内が病害虫の繁殖室になってしまう。苗葉の裏に卵をうみつけられないよう注意してネットを張ること。虫よけには貝殻などもOK。
3、キャベツや白菜などの結球性の野菜は外葉をきっちりつくること、ブロッコリーなど花を食べる野菜は花芽をきっちりつけることが肝要
4、大根かぶは今が播きどき。大根は土中の石を排除しておかないとまた根になってしまう。
5、落花生は9月末、生姜は10月末収穫、葉が青いうちは土中でまだ成長中。などなど講義。
暑いので作業にかかる。
ブロッコリー、白菜、キャベツ、レタスは苗をうえる(植生)。土は細かくふるいにかける必要はなく、多少ごろごろの土のほうが水や空気の浸透性があってよい。(今まで暑い中、余計な仕事をしてきたみたい)
大根は30センチの間隔をおいて、かぶは15センチ間隔で種をまく。はものは15センチの条間をおいて春菊、ホーレンソー、水菜、二十日大根などの種を筋蒔き。
陽が昇り温度がどんどん上がり汗だく、倒れそう。
用意してきた保冷ボトルのスポーツドリンクを一気に飲む。晴れ渡った青空をみながら飲むクールドリンクは実にうまい。生ビールに匹敵するね。
うまく育ってくれるように願いながら苗と種をまく。このあとは水やりと虫対策と雑草取りそして追肥をほどこすメンテナンスの良しあしが収穫を左右することになる。
あとの方が大変と言えば大変なのである。