さまざまな こと思い出す 桜かな・・芭蕉
24節季、春分の次候は「桜初めて開く」、新暦では3月25日ごろとなっている。が、今年は20日には開花、先週末は満開で福岡の舞鶴公園などでは花見の宴がさわがしかったとか。昨日、天気もよかったので朝9時、政庁跡にでかける。無料駐車場は軽で最後の1台、滑り込みセーフ。花見場所確保のためのブルーシートガここかしこにひかれている。桜はもう満開でヒヨドリがこずえの先でかまびすしく鳴いている。親子が楽しげにジョギングをしながらかけて行く。
人気の少ない奥のほうにむかう。桜の枝の合間から疎水を撮る。
光の当たっているところと影の部分が分かれている桜をねらって撮る。
毎年、春の写真の定番被写体である桜は印象的な仕上げにするには結構難しい。1時間ほどで政庁跡を去って、五条から御笠川沿いの桜歩道を歩く。ここも桜は満開、10時過ぎ、暖かい。車いすにのせられた男性が家族とともに桜見物、来年も見れるかななどと話している。途中、アオサギがじっと獲物を探している。こちらもカメラをかまえて一瞬の動きをとらえんとしている。10分くらい動かない。しびれを切らしてファインダーから眼をそらすと飛び出そうとした。あわてて撮る。
ぽかぽか陽気で汗ばんでくる。桜のトンネルが美しい。
2~30分歩き、野鳥も出てこないので引き返す。野バトがせせらぎで数羽、水浴びをしていた
岡山の息子はインセンティブ旅行で昨日、成田を出発、今夜はモナコで表彰式をかねたパーティがあるといっていた。外資系の眼科機械、医薬品の会社の営業マネジャーをしている。毎年、新薬の販売実績やシェアアップで実績を残した社員を家族1名までは招待で海外旅行につれてゆく。アメリカ人社長夫妻が同行。毎晩パーティばかりで4~5年前私も息子と参加させてもらった。今年もあと数日で4月。季節だけはきっちりめぐってくる。3~4月は別れと出会いの人生の節目、いろいろある。あった。まさに芭蕉の句ではないが
さまざまな こと思ひだす 桜かな である。
旧友のM氏に電話、舞鶴公園で花見どうですか? 4か月ぶりの再会、即決である。