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「世を去りて光源氏に立ちまさる子や孫たちも容易にあらず()」
「冷泉院源氏の隠し子瓜二つ申すまでもなく美しくあり()」
「三宮同じ御殿で育ちたる入道の宮の若君がいる(匂宮と薫)」
「二人とも気品もありてあでやかに血筋もあって大事にされる()」
「紫は匂宮をいとしがりお育てをした二条院にて(三宮)」
「当帝も中宮とともこの宮を寵愛なされ内裏住みさせる()」
「本当は匂宮は内裏より実家の方が気楽でよけれ()」
「この宮は元服のあと兵部卿いわれて皆に親しまれおり()」
「兄弟の女一の宮六条の紫が居たところに住めり(昔の飾りつけのまま)」
「二の宮も同じ御殿を休息所普段は内裏の梅壷に住む()」
「夕霧はこの頃既に右大臣なりて姫らを貴族のもとへ()」
「兵部卿押し付けられた縁談を嫌なことだと考えにけり()」
「夕霧もおん兄弟の宮たちを婿君にする少し遠慮が()」
「中宮が内裏にばかりいらっしゃり六条院は寂しくなりぬ()」
「夕霧は几帳面にも三条と一条の間を交替で行く(1日おきに15日づつ)」
「この頃の明石は幾多の宮たちのおん後見として世話をする()」
「大殿もいずれの人も父君の思し召しとて大事にされる()」
「天の下人は誰でも故院や紫上ことを思いき()」
「いつの世を花の盛りはいつまでも続かないことに値打ちがあるか()」
「世を去りて光源氏に立ちまさる子や孫たちも容易にあらず()」
「冷泉院源氏の隠し子瓜二つ申すまでもなく美しくあり()」
「三宮同じ御殿で育ちたる入道の宮の若君がいる(匂宮と薫)」
「二人とも気品もありてあでやかに血筋もあって大事にされる()」
「紫は匂宮をいとしがりお育てをした二条院にて(三宮)」
「当帝も中宮とともこの宮を寵愛なされ内裏住みさせる()」
「本当は匂宮は内裏より実家の方が気楽でよけれ()」
「この宮は元服のあと兵部卿いわれて皆に親しまれおり()」
「兄弟の女一の宮六条の紫が居たところに住めり(昔の飾りつけのまま)」
「二の宮も同じ御殿を休息所普段は内裏の梅壷に住む()」
「夕霧はこの頃既に右大臣なりて姫らを貴族のもとへ()」
「兵部卿押し付けられた縁談を嫌なことだと考えにけり()」
「夕霧もおん兄弟の宮たちを婿君にする少し遠慮が()」
「中宮が内裏にばかりいらっしゃり六条院は寂しくなりぬ()」
「夕霧は几帳面にも三条と一条の間を交替で行く(1日おきに15日づつ)」
「この頃の明石は幾多の宮たちのおん後見として世話をする()」
「大殿もいずれの人も父君の思し召しとて大事にされる()」
「天の下人は誰でも故院や紫上ことを思いき()」
「いつの世を花の盛りはいつまでも続かないことに値打ちがあるか()」