7/13
「年を召しお生まれされた薫なり冷泉院が寵愛したる
(源氏のお子の四位の侍従を)」
「14,5で幼いけないはず薫だが人にすぐれる萌しをもてり()」
「うわさでは姿形は蔵人で優雅の点は四位の侍従と()」
「正月の月の初めに訪れる藤中納言は按察の息子()」
「右大臣お子を六人伴ってお渡りになる内侍の君を()」
「右大臣たらぬことなきご様子でお子たちも皆美しくあり()」
「その中で蔵人の君打ち沈み悩みを抱ける顔付したり()」
「大臣は御几帳ごしに話しては手がいる時は若者使えと()」
「姫君のことで院から仰せあり仄めかせれば思いを述べる()」
「弘徽殿の女御が悩む徒然を退屈しのぎに面倒みたいと()」
「ここに来た人等は皆んな三条の入道の宮素通りできず()」
「大臣は御殿の子等をともにしてお出かけになる入道のもと()」
「年を召しお生まれされた薫なり冷泉院が寵愛したる
(源氏のお子の四位の侍従を)」
「14,5で幼いけないはず薫だが人にすぐれる萌しをもてり()」
「うわさでは姿形は蔵人で優雅の点は四位の侍従と()」
「正月の月の初めに訪れる藤中納言は按察の息子()」
「右大臣お子を六人伴ってお渡りになる内侍の君を()」
「右大臣たらぬことなきご様子でお子たちも皆美しくあり()」
「その中で蔵人の君打ち沈み悩みを抱ける顔付したり()」
「大臣は御几帳ごしに話しては手がいる時は若者使えと()」
「姫君のことで院から仰せあり仄めかせれば思いを述べる()」
「弘徽殿の女御が悩む徒然を退屈しのぎに面倒みたいと()」
「ここに来た人等は皆んな三条の入道の宮素通りできず()」
「大臣は御殿の子等をともにしてお出かけになる入道のもと()」