10/6
「好き好きし性分のため気を遣りて香を薫きしめ装いをする()」
「派手好きでお調子者で気位高くきつい女ならどうしようかと()」
「二条院帰ってきても対の屋にすぐには行かずお寝みになる()」
「一眠りして目覚めては後朝の文を書くのは気に入ったかと()」
「一夜だけ留守にしたのに気がとがめいそいで姫のもとへ渡れり()」
「起き抜けに行けば調子もいまいちで横になれるも起き上がりたり()」
「眼のふちをボワッと赤くされており今朝は格別可愛さ勝る()」
「お頭ツムリの様子や髪の具合など可愛らしさはなかなかなけれ()」
「きっかけがつかめず宮も照れ隠し真面目腐った話をされる()」
「この姫をかけがえのない女だとは思うしりから浮気心が()」
「ありはてぬ命待つ間のほどばかり憂きことしげく思はずもがな(古今集)」
「こりずまにまたもなき名のたちぬべし人にくからぬ世にし住まえば(古今集)」
「こらえてもこらえきれなく今日だけはたまらなくなりお泣きになれる()」
「顔背け泣いていたれば宮の方無理に向けられ涙拭わる()」
「いなせともいひはなたれず憂きものは身を心ともせぬせぬ世なりけり(後撰集)」
「好き好きし性分のため気を遣りて香を薫きしめ装いをする()」
「派手好きでお調子者で気位高くきつい女ならどうしようかと()」
「二条院帰ってきても対の屋にすぐには行かずお寝みになる()」
「一眠りして目覚めては後朝の文を書くのは気に入ったかと()」
「一夜だけ留守にしたのに気がとがめいそいで姫のもとへ渡れり()」
「起き抜けに行けば調子もいまいちで横になれるも起き上がりたり()」
「眼のふちをボワッと赤くされており今朝は格別可愛さ勝る()」
「お頭ツムリの様子や髪の具合など可愛らしさはなかなかなけれ()」
「きっかけがつかめず宮も照れ隠し真面目腐った話をされる()」
「この姫をかけがえのない女だとは思うしりから浮気心が()」
「ありはてぬ命待つ間のほどばかり憂きことしげく思はずもがな(古今集)」
「こりずまにまたもなき名のたちぬべし人にくからぬ世にし住まえば(古今集)」
「こらえてもこらえきれなく今日だけはたまらなくなりお泣きになれる()」
「顔背け泣いていたれば宮の方無理に向けられ涙拭わる()」
「いなせともいひはなたれず憂きものは身を心ともせぬせぬ世なりけり(後撰集)」