そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

東屋〔2〕

2008年10月25日 |  / 源氏物語
10/25
「媒介の男は守に目どおりをして鞍替えの話をしたり()」
「話し聞き継子のほかに可愛がる娘がおりてお望みならと()」
「少将も抜け目ない人腹決めて約束の夕べ下の娘と()」
「北の方そうとは知らず内々で支度をいそぎいろいろとする()」
「約束の日が近づきてそわそわとしているところに守が帰れり()」
「ながながとことの次第をよどみなく文句を言える浅知恵なりと()」
「北の方あきれてものも言えぬなりそおっとたって姫のもとへと()」
「北の方乳母と二人でぼやきたり情けなきこと無視しましょうと()」
「腹立てし乳母もこわれてよかったとあの大将に運をまかせと()」
「北の方薫のことは乗り気には中々なれず二の足を踏む()」
「北の方自分のことを重ねれば尊いだけでもよくもなけれと()」
「八宮人間的にはよき人もわたしを人とも思わなかった()」
「急なこと支度を急げど間に合わず部屋も飾りも人も貸してと()」
「口出しをしないと思い黙れればそっけないことすると文句を()」
「昼間から乳母と二人で嫁ぐ娘を撫でまわせれば人並みになる()」
「北の方乳母と二人こんなとこ姫を置くのはふさわしくなし()」
「守のもと面白からずと思い立ち宮のおん方文さしあげる()」
「おん方も哀れと思い迷いたり近づく離す思案をなさる()」
「困りては大輔のもとに相談す冷たくしないがよきといいたり()」
「西の対しつらえておくせまけれどしばらくの間はそこはどうかと()」
「親子ともひどく嬉しく思いては人に知らせず立ってでるなり()」
「浮舟も宮のお方に近づいて親しくするを望んでいたり()」
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