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「婦負川の早き瀬ごとに篝さし八十伴男ヤソトモノヲは鵜川立ちけり(潜鵜ウツカフ人を見てよめる歌一首 #17.4023 )」
「婦負メヒ川の急流ごとに篝火カガリビを官人たちは皆鵜飼する()」
「立山の雪し消クらしも延槻ハヒツキの川の渡り瀬鐙アブミ漬かすも(新河郡にて延槻河ハヒツキガワを渡る時よめる歌一首 #17.4024)」
「立山の雪が消えるか延槻ハヒツキの川の渡る瀬鐙アブミが浸かる()」
「志雄路シヲヂから直タダ越え来れば羽咋ハクヒの海朝凪したり船楫フネカジもがも(氣多の大神宮に赴参マイるに、海辺を行く時よめる歌一首 #17.4025 )」
「志雄路シヲヂから直に越え来りゃ羽咋の海ハクヒノミ朝凪したり船楫あれば()」
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「久しぶりに寺山修司に戻りきて難しき歌に手こずるわたし()」
「入力と出力結ぶ関数の機能知りたし寺山の歌()」
「寺山の歌放り込んでチンすれば意味鮮明にならぬものかな()」
「『血と麦』の『映子を見つめる』読みていし一つ一つは時間がかかる()」
「進まんとすれば飛ばして深く読む代表的な歌に限ろう()」
「映子とは誰のことかなたぶん妻微かな跡が感じられたり()」
「『リンゴの木伐り倒し家建てる』これは家庭を作ることかな()」
「彼女との溝を思える言葉には『婚約なれど訛りはふかき』と()」
「歌ひとつ覚えるたびに星ひとつ熟れて灯れるわが空をもつ
(この頃は歌作るのに自信もち星光らせるほどの勢い?)」