そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#18.4056-18.4057

2013年07月14日 |  / 万葉集

7/14
「清足の姫天皇は元正の諱といえる歌を七つも(太上皇オホキスメラミコト清足姫天皇なり 難波の宮に御在イマす時の歌七首 左大臣橘宿禰の歌一首)」

「堀江には玉敷かましを大王を御船漕がむとかねて知りせば(#18.4056 御製歌一首 和)」
「堀江には玉を敷くのに大王が御船漕ぐこと前から知れば()」

「玉敷かず君が悔いて言ふ堀江には玉敷き満てて継ぎて通はむ(#18.4057 或ハ云ク、玉扱コき敷きて 右の件の二首歌は、御船江より泝りて遊宴ウタゲする日、左大臣の奏す歌、また御製)」
「玉敷かずあなたが悔いる堀江には玉敷きつめて通い続けよう()」

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空中庭園の設計

2013年07月14日 | 字余り

1
『へルWの空中庭園』という作品を村上春樹が書いている。作品の内容はさておくとして空中庭園という言葉にちょっと刺激されてしまった。空中というからには天空の城ラピュタのように空に浮かんでいるのが理想だが、さも空中に浮かんでいるように見えればいいのだろう。重力に抗し空中に浮かせることは地球上では無理がある。そういえば但馬ではコウノトリの人工繁殖のため彼らの巣を高い鉄塔の上に、『ここで巣作りをしてください』というようにしつらえた。支柱はあるとはいえ高いところあるので空中庭園(住居)といってもいいだろう。

2
そもそも空中庭園というのはなんなんだろう。インターネットでググルと最近の高いビルにある憩いの場所を空中庭園といって新しいデートスポットに仕立てたりしているのがわかった。しかしルーツは、古代バビロンの王が輿入れする王妃アミュティスを慰めるために作ったとされている。古代ギリシャの数学者フォロンが世界の七不思議の建造物にもあげておりバビロン川から見上げれば空中に浮いた宮殿のように見えたらしい。この宮殿もBC538年のペルシャの攻撃で破壊されたという。古代人は空中庭園にどんな意味を持たせてなにを満足させようとしたのだろう。

3
インターネットで調べていると、ふと大阪の四天王寺を思い浮かべた。昔聖徳太子が外国の要人を迎えるとき大和に入る玄関に海に浮かぶ朱色の鮮やかな四天王寺の偉容を見せつける役目を持たせた。歴史的にはバビロンの方が千年以上も前の文明発祥の地のことだから役目は違って当然だろう。こんなことをあれやこれやと考えていると、空中に浮かんでいる建物のことを思い出した。鳥取県三朝温泉近くの三徳山三仏寺の奥の院にある投げ入れ堂のことである。映像を見ていると下から崖をめがけて建物を投げ入れたという伝説そのままである。外国での空中庭園バビロンの他にはないのだろうか。
注:空中庭園 Hanging Gardens

4
もしどこかの国で空中庭園の建築コンペがあるとして、それに応募すると仮定しょう。どんな設計にしようか。(続く)

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