がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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青い月

2010年08月24日 | ・徒然日記

いったん撮れるようになると楽しいね♪
前回は昨日撮ったばかり

今夜の沖縄は、今のところ雲少なし。
天気上々ってことで、今日も月撮り。

今日はWBを蛍光灯モードにして
青い月を撮ってみました。

それから、前回まではISO感度設定をいじってなかったので
オートで、結果1600とかになっていたのを、
手動でISO100に固定して撮影しました。



もちろん、WBオートや晴れモードでもテスト。

並べてみると、その違いが分かりますよね♪


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板良敷(牧志)朝忠と孫寧温

2010年08月24日 | ・『テンペスト』徒然

テンペストの話題が出たところでもうひとつ。

↑の人は、まさにテンペストの時代に実際に琉球王国の役人だった
板良敷(牧志)朝忠親雲上(いたらしきちょうちゅう ぺーちん)です。

語学に非常に優れていた(四カ国語とも五ヶ国語とも!)朝忠は、
通事(通訳)、そして外交官として
あのペリー相手にその手腕を発揮します。

その能力はペリーも舌を巻くほどだったとか。


そんでもって、

はい。

寧温君のモデルともなった(参考にした)人ですねー。


見た目は結構濃いおっさんですが。

琉球にきたペリーは、艦隊の一部を琉球に残して
日本・浦賀に向かいます。

そのペリーの留守の間に起こった水兵による婦女暴行事件(ボード事件)。
義侠心に駆られた琉球人がその水兵の1人を殺してしまいます。
浦賀から帰ってきたペリーはそのことを聞いて大激怒。

その対応にあたったのも朝忠。

このエピソード(史実)はテンペスト(下)にも登場します。
(青が寧温、黒がペリー)


「申し訳ございません。
事件のあらましは貴艦の水兵が起こした婦女暴行事件でございます。
義侠心にかられ報復したとはいえ、殺害したことは事実でございます。
この6人の身柄を直ちに米国に引き渡します」

「なぜ彼らの言い分を弁護しないのだ?」

「我が国は情緒で生きているのではありません。
人を殺せば例外なく裁判にかけ、その内容によって判決が下されます。

私は米国で彼らが裁かれることき、内容を汲み取られると信じております。
彼らの主張は米国でも我が国でも同様に認めてもらえるはずです」

「米国の裁判所が彼らを死刑にしたらどうする?」

「それは米国が情緒で生きる国だという証明になります。
そういう国と条約を結ぶ意義があるでしょうか?」


「テンペスト(下) 231-」 池上永一著/角川書店



もちろん、そのまんま朝忠のやった戦略ではありませんが、
でも小説で知ったエピソードと
実際の史実とを合わせてみてみるとまた楽しい。

 

*追記*

牧志朝忠についてはこちらにもUP中→ 


↑クリックするとamazonのページにジャンプします。

では、朝忠は実際にこの外交危機をどうやって乗り越えたかは、
↑の本におもしろおかしく載ってます。

(「ボード事件」149- 「スグリムン」151-)

この本、面白いです(笑)

中山世譜の前に、こっちを読んでます。

昨日、カフェで読んでたら
思わず笑ってしまうところがいくつかあって
ちょっと大変しました(笑)

沖縄言葉(うちなーぐち)にまつわるエピソードが
1語につき2ページから4ページでまとめられています。

古いウチナーグチだけじゃなくて、
具志堅用高さんの「ちょっちゅねー」とか、
戦後沖縄の「エンダー」とかっていう俗語まで網羅。

著者は藤木勇人さん。

「ちゅらさん」で主人公のアルバイト先の居酒屋ゆがふの店主さん
といえば、ぴんと来る方もいるかしら?



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鳳凰木と舞台・テンペスト

2010年08月24日 | ・『テンペスト』徒然

鳳凰木がキレイに咲いています。

今年は全然デイゴの花を見なかっただけに、
大木に咲き誇る鳳凰木の朱が目に鮮やかです。



鳳凰木といえば………


そう。


「テンペスト」ですよ!


ひっさしぶりに、テンペストの公式サイトを開いてみたら、
「舞台・テンペスト」のサイトがリニューアルされてる!!


↑画像をクリックすると公式サイトにジャンプします。


おおーっ!


…と、感慨深くなるのもつかの間、


「ぶぶっ!(笑)」


と噴出してしまいました(笑)

キャストを見てびっくり!
生瀬勝久さん、なんとびっくり聞得大君(真牛)役だし!(爆笑)
※聞得大君=最高位の神女。
あの唇の薄さと体の細さから、
絶対、徐丁垓だと思ってたよ!


マジでーーーーーっ!?(笑)

雅博はなんか髪型が色男すぎるなー。
原作の扉絵の通りにもっと武士っぽいほうがいいのに…。

朝薫と嗣勇、なんでこんなに悪役顔?(笑)

そして尚泰王の冠の宝玉、
色がちゃっちすぎ…


でも仲間由紀恵の真鶴さんはさすがにステキですね!
寧温君バージョンも早く見てみたいかも


上下巻と長編歴史エンターテイメント小説ですが、
どうやら上巻の後半がメインのようですね。

徐丁垓…嫌いなのに
こいつ、本当に原作どおりにしたら犯罪だからね。

せめて舞台ではダークでクールで知的な悪役であってほしいけれど…。
(最初はそんなキャラだったのに、なんで後半あんなに崩れた?ここまで崩れなければもうちょっと評価上がったと思うよ…)



まぁ、ともかく、
ちゃんと企画が進んでいるようで安心しました(笑)

サイトにはあらすじとかもちゃんと載ってるので
是非覗いてみてくださーい。

でも、どうもこのサイト少しずれてるなぁ…(笑)


“真鶴と運命的な出会いを果たし、ロマンスの相手となる…”


ロマンスの相手って(笑)

いつの表現だ(笑)


なんか、そんなこんなでPCの前ででーじウケて、
この可笑しさを誰かと分かち合いたかったけど、
分かち合える人がその時は周りにいなかったー(涙)


↑クリックすると角川サイトにジャンプします。
あら、このサイト下の方にクボウグランデの首里城ツアーのリンクもされてるわ



そうそう!

文庫派の方に朗報。

テンペストが文庫化決まったそうでーす!
1巻はなんと明日発売!

「テンペスト」池上永一著/角川文庫
です。

どうぞ、ごひいきに~


じゃあ、せっかくなので、
鳳凰木関連から何かひとつ紹介しましょうか…。

女子カメラ風にハイキーな鳳凰木で。


■鳳凰木■



「また花の季節がやってきたのね」

鳳凰木の枝をしならせる赤い花が
寧温の帽子をくすぐるよう垂れている。

恋を散らせた昔、泣いたのはひとりだったからだ。
あのときはこの花を見るたびにきっと自分は錯乱すると思っていた。

だが今は懐かしさを伴って振り返ることができる。


「テンペスト(下)316-」 池上永一著/角川書店



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現代語訳・中山世譜!

2010年08月24日 | ・和心な本、琉球な本

昨日、那覇に行って大型書店リブロで
沖縄関連の書籍を5冊ばかり買い込んできたのですが…。


その中の1冊。


「中山世譜」!!!


とうとう来ました。
中山世譜。

中山世譜とは、琉球王朝時代、王府が製作した歴史(正史)書の1つ。
完成は1701年。

その歴史書を現代語訳にしたもの。


琉球の歴史上の人物にまつわるエピソードや逸話は
たいていこのような正史からのもの。
(逆賊・阿麻和利、悪王・尚徳しかり)

ってなると、原文読んでみたくなるじゃないですか。

部分部分で聞いたり読んだりしたことはあるんですが、
結構、ツッコミたくなるエピソードもあったりして
結構面白いんですよ(笑)
(これが王府編纂の正史っていうのもね(笑))


でも、さすがに訳されてるものじゃないと無理!

そしたら偶然にも、この本に出会いました。
ぱらぱらとめくってみたら、何とか読めそう。
(トピック読みでもいいしね)


帯に、
「琉球史研究者必携!」
ってある(笑)

 

*




一度ショクバの書庫で「歴代宝案」があって、
めくってみたことあるけど、

一度開いて、

すぐ閉めました(笑)

原文のみは無理ッス。


でもこの本の出版は1998年だ。
結構たってる。
「球陽」とかもあればいいのになー。



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コメント (2)
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