僕の記憶の中では、11月後半にもなれば北海道は雪が積もっていたような気がする
市街地に雪はなく、山や日陰の場所に雪がある程度だった
しかし
朝の7時から、外で仕事をすると耳が冷たくなった
そういうもんなんだ
まだ冬に片足を突っ込んだぐらいの時期だが、仕事環境の厳しさを感じる
しかし、そういうもんなんだ
そんな場所で生きている人もたくさんいる
自分が一日帰ったところでお客さんみたいなもんだ
雑用を手伝って、働いた気になっている
勝手な自己満足ってやつだ
しかし
それしかできない
できることをするしかない
そういうもんだと思う
だから
その場所で自分ができること
それを見つけることが大切だと思う
牛はきれいな瞳をしている
云ってしまえば
僕は牛がいたから、ここまで成長できた
牛に生かされてきたようなもんだ
ガキの頃のには、そんな考え微塵も生まれなかったな…