福引と過去の追憶と

近所のお米屋さんで買い物をした時に頂いた南浦和商店会の福引券

福引ってなんだか、すごくすごく懐かしい響きだよねぇ
ちっちゃな頃、家族みんなで実家の置戸の町に福引に行った記憶がある
冬だったから、たくさん洋服を着込んでね♪
3人兄弟の中で、一番兄貴がクジ運が良かった
だから、姉と僕はできる回数がちょっと兄より少なかった
それにブーブー言いながら、どうしようもなかった僕がいた
やっぱり、どんな場所でも結果を出してなんぼなのかもね…

南浦和の弁天公園に冬の寒空の中、テントが二つ並んで立っていた
福引のくるくるまわる、あの～あれ何て言うの？？
福引台かな？これも二つセットされていた
が、福引をしている人はだれもいなかった

テントに少しずつ近づいて行きながら「無心になれ」と自分自身に言い聞かせる
テントの目の前についた時、目に飛び込んできたのは
積み上げられた景品の数々
パッションの頭は雑念で支配された…

福引券は10枚　チャンスは10回

よっしゃ！

ジャラジャラ　チーン
ジャラジャラ　チーン

白い玉…
お！赤い玉
白い玉…　赤い玉！！

白い玉→BOXティッシュ
赤い玉→ポケットティッシュ

ティッシュばっかりじゃん

パッションの淡い夢は、全てティッシュに姿を変えてしまった
ティッシュのように、パッションの頭も真っ白になる…
兄貴が言ったことをぼんやりと思い出す
「雑念を持っているから当たらないんだよ」

生きていること自体が雑念みたいなパッションだから仕方ないなぁ…