ヴィジェ・ルブラン展
華麗なる宮廷を描いた女性画家たち
三菱一号館美術館
女・子供は一様にして、白い肌に頬紅を塗りつけたようで
瞳は嬉々として輝いている
歯に衣着せぬ言い方をさせていただくとこんなカンジかな
貴族様の絵を描くのですもの
少なくとも、真実は捻じ曲げられるものでしょうね
不細工に描くわけには参りませんものねぇ
不幸な顔をさせてるわけにもまいりません
難儀することもあったのではないでしょうか…
細かな部分が特に繊細に描かれている
袖からチラリとみせるレースの部分
帽子の上に飾られた花の緻密さ
そこに瑞々しさを湛えている
が、しかし…
肖像画ばかりなので
途中でオナカいっぱいになる
クリュソル男爵夫人、アンヌ=マリー・ジョゼフィーヌ・ガブリエル・ベルナール
エリザベト・ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン
ってか、名前長いよね…
この作品に惚れた!
そんな思いになることは初めてだ!!
決して気がふれたわけじゃないですよ
まず色だよね
真紅のドレス
深い黒をたたえた帽子に羽織りもの
アクセントカラーに白のスカーフ
キュッとくびれた柳腰
視線を外した流し目
少し開いた口元
ふわふわに柔らかそうな髪
全てにおいて魅力的
目に焼き付けようと3回観たからね
全体像のスケッチまで意味もなくしてしまったぐらいだ
ポストカードになっていて、めっちゃ嬉しかった
実物→ポストカード→パッションの低性能デジカメで撮影
そんな経緯を経ているので、上の作品は実物の半分の美しさもあらわれていないね…