青葉区愛子の「らーめん工房 いずみ亭」で食してきました。国道48号の新道(西トンネルに続く方)と旧48号(現国道457号線)の分かれ目近辺にあるんですが、住宅街のとても奥まった場所にあり、行く前には地図確認が必須と思われます。
# しかし「おり久」「きわみや」、最近では(地区が違いますが)「玄龍」などなど近隣在住でもいない限り絶対に通りすがらないようなマイナー?な場所でよくやっていけますよね…(^^;
さて「いずみ亭」メニューを一新したようです。今回は基本に立ち返って「醤油らーめん」500円(写真上)を注文。麺類注文でサラダかライスが無料で付いてきます、有難い。
早速のスープは、見た目どおり実にあっさりした風味なのですが、意外にガラ味が強いです。ベースは豚骨と鶏ガラの合わせで、弱火で丁寧にあくを取りながら長時間炊いたような特有の風味を感じました。魚介系は昆布、煮干主体でさらりと極少量効かせてあり、ネギ等の香味野菜を加えて、醤油ダレは照りで飾ることも無く甘さ控え目、分量もあっさりめで香りをつける程度。
組立ては実にスタンダードなものです。おそらく無化調で昔ながらのスープ?と思わせながら、適度な油量も仕込んでキチンと現代風に仕立ててありますし、美味しいです。
麺は縮れのある中細麺で程よいコシのもの、あっさりスープによく絡みます。味玉1/2は醤油ダレでしっかりと味付けあり。チャーシューは焼き豚系で、軽く燻味を加えた甘味ダレで仕立ててありちょっと珍しいタイプ、美味いです。
スープベースは綺麗に取られた鶏ガラで、油量は多めですが鶏のものなので割とあっさりしています。ミネラルを豊富に含んだ塩ダレを合わせてきますが塩味はぎりぎりの控えめ。昆布ダシ、ラー油等でナチュラルに鶏の旨味を引き立てます。
鶏肉はそぼろとチャーシュー的なカットのもの。軟骨も入ります。ネギ3種のトッピングが派手にシャキシャキ感やらを演出してますが、スープ自体は繊細な鶏の旨みをひたすら脇で支えるようなストイックな組立て。かなり鶏へのこだわりを感じますね。
こちらは白濁豚骨ベースですね。豚骨の旨みを生かして、昆布主体の魚介と香味野菜でシンプルに構成。スープ中の油量は控えめですが、ラードで強めにアクセントをつけてあり程よいコッテリ感があります。
味噌ダレは麹の強い味噌でやや甘みの強いもの。モヤシ、タマネギ、水菜のトッピングがシャキっとこのスープにベストマッチ。チャーシューの脂身の甘さが最大限引き出されているように思います。麺は太麺が合わせられます。(09/10/20食)
こんな立地なんですが、やはり知る人は知るということで客足が絶えないのが流石ですね。隣の建物からパートの方が出入りしてたり、搬出車をチラッと見かけたのですが、もしかして麺工場?ググってみたけど謎は深まるばかりの今日この頃ですが、まずはごちそうさまでした。
(10/03/22)
らーめん工房 いずみ亭?/仙台市青葉区上愛子字蛇台原62-2