生か死か? 政治はセメントであるという。各地から選出されてきたレスラー達が、セルリアンブルーのマット上で血生臭い「多数決」の抗争劇を繰り広げながら「政策」を「法律」に生成させてきた。遺恨、裏切り、因縁、謀略、反逆…。法律とは闘争の歴史でもある。
「○○○の皆様、目を覚ましてください」(小川直也)
よく街頭インタビューで「政局ばかりでゴタゴタが」と批判する人を見かけるが、実は日本の”間接民主制・多数決”ルールでは数こそ正義の「政局」でのみ法律が決められていく。ガチンコの多数派工作が繰り広げられ脱法行為以外の全手段が正当化される。正にバーリ・トゥードを地で行っているのだ。
「もう終わりかよ! おいおいおいおい、冗談じゃねーぞ、オラァ!」(小川直也)
あの”1・4事変”秘密裏にセメントマッチを仕掛けた小川はその後”暴走王ジャイアン”としてプロレス界に君臨する。不意を突かれマットに散った橋本はこの後引退へと追い込まれていく。
「一発いいの入っちゃったから」(橋本真也)
これを機に二人の明暗ははっきり分かれ、新日本党とUFO党との仁義なき政治抗争は数年にわたり泥沼化していく。破壊王・橋本いるところに暴走王・小川あり。
「肉がいっぱい入っていると嬉しいじゃない?」(小川店主)
肉食系ガッツリ昼メニューを繰り広げる郡山からの刺客、前回「橋本ヒロシ 仙台店」の向こうを張るのはこの店しかない! 国道4号沿いドンキホーテの敷地内「柳家 仙台南店」跡地に昨年OPENした「焼豚(にく)そば おがわ」です。上記の店主コメント通り、肉がてんこ盛りのガッツリ系メニューが主体のお店。看板メニューは「焼豚(にく)そば」680円(写真上)です。この時は並盛で注文。
早速のスープは豚肉の旨味ベースで醤油ダレは円やかでやや強め。炒めた玉ねぎともやしをスープ中に潜ませて天然の甘さをプラス。トッピングは刻み玉ねぎと小口ネギ、おろし生姜のトリプル薬味でスープの甘みをダイナミックに相殺させてます。
昔ながらというかシンプルで至極ナチュラルな組み立てのスープになっており、唯一の隠し味が炒め野菜から漂う鉄鍋の匂いくらいなんですが、実はこの香ばしい”鉄の香り”が醤油ダレと上手くマッチしていてとてもクセになる味わいに仕上がってます。あと開店当時よりも醤油ダレに円やかさが出て美味しくなったような気がします。
そしてなんといっても値段が安い。
「中華そば」600円に対して、他店でいうチャーシュー麺的な「焼豚そば」が680円ですし、しかも【並盛(1玉)・大盛(1.5玉)・特盛(2玉)】が同料金というのだから嬉しいですね。
◇中華そば定食750円
【中華そば(並・大・特)+焼きぎょうざor焼海老わんたん+小ライス】
◇焼豚そば定食750円
【焼豚そば(並・大・特)+焼豚めし】
ちょっ、これって安すぎじゃないですかね?
「納得いかない、ヴァー」(佐々木健介)
ガッツリ!と量を頼めば頼むほど安くなるという正のスパイラル。これこそ猪木イズム、肉食系メニューの醍醐味なのか…。
「それがお前のやり方か?」(長州力)
たしかセットメニューって開店当時は無かったですよね? 特盛無料なだけでも結構安いと思ったのに、店主のガチを感じますね。必殺技STO(スペース・トルネード・オガワ)炸裂か!ハッスルハッスル!
←こちらは過去食分「焼豚そば・大盛」680円
写真撮り忘れましたが「焼きぎょうざ」は棒状に包まれたものでスタミナ感があり美味いです。
(12/01/15食)
←「焼豚そば・大盛」680円
この時マフラーの忘れ物をしてしまい、次に食べに行くまで長いこと保管して頂いたのでした。とても親切にして頂いて有りがたかったです。(11/12/30食)
「立ち合いは強く当たって後は流れでお願いします」(詠み人知らず)
…などというイカサマの効かないラーメン界、客は味とC/P比に正直ですから、だからこそ「焼豚そば おがわ」は定着しそうな気がします。ただ出店場所が国道沿いのくせにラーメン店が次々と替わってる所なので、今後も要チェックですね。最後までネタがとっ散らかっててスイマセン。
「正直スマンかった」(佐々木健介)
オチない…
(12/06/18)
焼豚そば おがわ/仙台市太白区中田6-33-1