女子が銀メダル,男子が4位。サッカーの日本五輪代表チームは,男女ともに大会前の予想を越える見事な成績を勝ち取った。
男子が最後の2試合を連敗で締め括ることになったことに対しては,辛口の評価を多く見かけるが,香川や宮市ら本来ならこのチームの主力として活躍していたであろう選手に関して,所属チームの事情で招集を見送らざるを得なかったことを勘案すれば,本当によくやったと言えるだろう。
男女ともにベスト4に . . . 本文を読む
移籍解禁期を待って加入した3人の外国人,ハモンとテレ,そしてキムが揃って先発したコンサドーレは,それまでとはまるで違うチームのように変身していた。
決勝点はオウン・ゴールだったが,4分あったロスタイムが終わるまで全員が足を止めることなく前を向いて走り続けた結果として生まれた得点だった。
10年振りのJ1ホーム2連勝と言えども,依然として残留のために必要な勝ち点30弱を残り13試合で稼ぐことは,限り . . . 本文を読む
阪口がPKを取られた時点で,北京から4年越しとなる「なでしこ」のチャレンジは終わったかに見えた。
前半途中までに見せていたW杯時を彷彿とさせるようなパスワークは完全に影を潜め,さして運動量があるとは思えないフランスからボールを奪うことが出来ないままシュートを打たれ続けていたなでしこに,再びフランスを突き放すような余力が残っているとは思えなかったからだ。
しかし勝利の女神は,力強いアタックを繰り返し . . . 本文を読む
44年振りのセミ・ファイナル進出。実績を持った大口叩きの釜本がなし得なかったファイナル進出まであと1勝。
W杯南アフリカ大会の時の岡田ジャパンと似た状況と言われながら,ついにはそれを上回る結果を出してしまった関塚ジャパンの底力には,恐れ入るしかない。
初戦のスペイン戦で世界を驚かせた永井のスピードだけのチームではない,ということを,見事に証明して見せたイレブンの結束は,本当に何かを成し遂げてしまう . . . 本文を読む
試合後ブラジルのバルセロス監督は「日本のサッカーは,優勝候補に相応しいものではなかった」と語ったらしい。エースのマルタも,こんな展開になることは予想していなかった旨の発言をしたそうだ。
だが試合がブラジルが一方的にボールを支配し,日本が攻め込まれながらもラインを一定の高さに保ち,しっかりとブロックを固めて守る,という展開になったのは,ブラジルが上手かったからで,日本が意図的にそうした戦い方を選択し . . . 本文を読む