goo

サッカーアジア杯2011 日本代表VSオーストラリア代表【1:0】本物の勝負師の真価

香川の欠場というアクシデントを抱えて決勝の舞台に臨むことになった日本は,その代役に誰をあてるのか,更には全体の布陣を4:2:3:1のままで行くか,あるいは4:3:3に変えるのかという,難しい選択を迫られることとなった。 これまでの対戦相手よりも正確なロングボールとサイドチェンジに気を付けなければならない展開になる可能性が高いため,「まずは守って」という点を重視すれば細貝か柏木を起用してトリプルボラ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

サッカーアジア杯2011 日本代表VS韓国代表【2:2(PK3:0)】ブラジルで共に世界を驚かすために

素晴らしいゴールだった。相手のディフェンスを引き付けてから,車ドゥリの背後のスペースに絶妙のパスを出した本田。ボールが出てくると信じてトップスピードで縦に走り,中の状況を見て落ち着いてクロスを入れた長友。そしてファーからニアにするするとポジションを変え,背後から悪質なタックルを受けながらも,しっかりとクロスに合わせた前田。この3人のコンビネーションは,角度を変えて,何度でも見直したくなるような美し . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

サッカーアジア杯2011 日本代表VSカタール代表【3:2】途中でロスタイムの表示が増えたのは何故?

怪我でサウジアラビア戦を回避した本田と出場停止明けの川島が戻り,反対に出場停止となった内田に代わって,前の試合で「試用」された伊野波が入るという,ほぼ最初の2試合に近い布陣で臨んだ日本は,サウジアラビア戦で3得点した岡崎の裏を取る鋭い動きを活かせるかどうかが,ポイントのひとつだった。 もう一つの課題は,誰の目にもブンデスリーガでの輝きが戻らない香川が,果たしてこのチームでフィットしきれるだろうかと . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2011年TVドラマ冬シーズン・レビューNO.1:「美しい隣人」「LADY」

名実共に善人キャラの代表と言える存在となった菅野美穂は,前クールの「ギルティ」で悪役に挑んで,ものの見事にコケてしまったのだが,そんな前例に懲りずに仲間由紀恵が不気味キャラに挑戦しているのがフジの火曜22時枠「美しい隣人」だ。 仲間由紀恵の標的になるのが,やはり「好感度キャラ」の列に並ぶ壇れい。果たして第1回は,このキャスティングから思い浮かぶ通りの,ナチュラルな演技の対極にある,目一杯作り込まれ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画「悪人」:キネ旬1位と2位の両方に出ている岡田将生が,実は2010年のキーパーソンだったのかもしれない

アカデミー賞よりも伝統のあるキネマ旬報が選ぶベストテンにおいて,2010年の邦画NO.1に選ばれたというニュースが効いたのかどうかは分からないが,札幌唯一の名画座である蠍座の通路は補助席で埋まっていた。 客層は正に老若男女,圧倒的に中高年が多い普段よりもヴァラエティに富んだお客さんが詰めかけていたように感じたが,同じくモントリオールで受賞した「おくりびと」ブームの時と同様,こういったウェルメイドな . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画「冬の小鳥」:孤独に立ち向かう決意を一点に凝集した視線にたじろぐ

心の奥では父に捨てられたことを知りながら,決してそのことを認めようとせず,頑なな態度を取り続けた主人公のジニ(キム・セロン)が,台所に残された釜から米をこそげ取って食べるシーンを観て,思わず息を継いだ瞬間,それまで我知らず少女と一緒に肩を張り,息を潜めていたことに気付いた。過剰なまでの自己抑制とも取れるカメラの視線によって,観客を哀しくもハードな物語に誘導するウニー・ルコントの語り口には,目を瞠る . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」:38歳の古代君,地球のために頑張った…けれども

原作となったアニメが初めて放送された1974年,当時中学生だった私は,ささきいさおさんが歌った主題歌こそ耳にしていたが,番組そのものは観たことがなかった。翌年,放送終了後も高まる人気に押されて1年という短いインターバルで再放送されたことから,話題に追い付くためにとフォローしたのだったが,結局最終回まで興味が持続せずに途中で挫折してしまったことを覚えている。 それがアニメーションと言うにはあまりに荒 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2010年TVドラマ秋シーズン・レビューNO.7:「SPEC」「医龍3」「ギルティ」

「ケイゾク」の続編として企画された「SPEC」は,堤幸彦がTVドラマに関して抱いていた(と思われる)斬新なヴィジョンを,全面的に展開してみせた作品となった。 当初,キャスティングに関してクレームを申し立てた「ケイゾク」のコアなファンも,この新しいコンビ像の健闘とシャープな映像を観たならば,振り上げた拳をそれなりの形で収めてくれたのではないだろうか。 真の黒幕と思われる人物が次々に現れては死んでい . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2010年のベスト10(音楽):怒濤のリマスター盤に対抗し得る強靱さを持った10枚

2009年のビートルズのリマスター盤一斉発売に続いて,昨年は赤盤・青盤,ジョン・レノン,更にはストーンズ,スプリングスティーンと,殿堂級ビッグ・ネームのリマスター盤発売が相次いだが,現役組も硬軟取り混ぜた多彩な反攻を見せ,なかなか楽しい1年だった。 1 Brian Wilson:Reimagines Gershwin 2 Joanna Newsom:Have One on Me 3 Jónsi: . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

2010年の10作(映画):一昨年暮れに書いた危惧が的中した1年

あけましておめでとうございます。拙文にお付き合いいただける皆様にとりまして,2011年が良い年となりますことを,心より祈念申し上げます。 ということで,2011年の書き込み初めは,昨年のベストテンから。 タイトルに書いた危惧とは「洋画の輸入本数維持には全く寄与していないように見えるシネコンのスクリーン数だが,それが近年増えてきた吹き替え版に加え,今後予想される3Dバージョンの隆盛によって,更に少 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )